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こんにちは。今日のココロのおやつは「すべての経験を原動力に」です。

良い経験の積み重ねは自分の自信になりますね。

一方で過去に体験した悪い経験も、今、そして未来を生きる良い原動力(リソース)になるのです。

先日、コーチングセッションをしていた時、その方の目標達成をする理由や原動力がすべて過去、特に小学生から高校生にかけての10代のころの悪い経験からきていました。

悪い経験をしたから、「これからは絶対にそうならないようにしたい」という表現をしていました。

「〇〇にならないように」「△△をしないように」という否定的な表現になってしまうということは、その素になっている悪い体験を悪いまま、ずっと持ち続けているということが言えます。

その方は「目標に向かって進もうとしていたら何かが自分を止めてしまった。」と言っていました。
それは悪い体験を今でもずっと「悪いもの、ネガティブなもの」として持ち続けてたことで、ある時にその悪い経験のことがそのまま蘇ってしまい、思うように行動できないという状況だったのです。

その方には、いつも真っ黒なモヤモヤしているネガティブな体験を、明るくキラキラしたポジティブなものに変化させて、これからの原動力(リソース)にしてもらうというセッションをさせていただきました。

ここからはわかりやすい例を書きますね。

「お菓子ばかり食べていた」結果、「体重が10キロも増えてしまった」という経験。
そしてダイエットして10キロ痩せようという目標をたてる。
「お菓子はばかり食べないようにすればいい」と思っている。
そうすると「お菓子が好きだからついつい食べてしまい、思うようにダイエットが進まない」という、そんなことがあると思います。

それは「食べないようにする」という否定的な表現を肯定的にポジティブに変化させて原動力(リソース)にしてみてはどうでしょうか。

「お菓子ばかり食べたら太ってしまった。その結果、体が重くなって体調も前より良くない。お気に入りの服が着れなくなったし、見た目が気になって自分に自信が持てない。」
という悪い経験は何を私に何を教えてくれたのでしょうか。

(10キロ太る前は、毎日楽しかった。おしゃれも楽しんで、健康だった。)そんな思いからダイエットをすることを目標にしたのならば、

悪い経験から教えてくれたことを肯定的に捉えてみましょう。
すると、

「健康になり、きれいになるための生活をすること。特に体に良い食事をしよう。」

すると、「体に良い食事」や「健康」についての意識がが高まっていき、それに関する情報に敏感になります。
関心のあることは取り入れやすくなりますね。
結果として、お菓子ばかり食べていた生活から、体に良い食事を摂るようになったり、実際に体重の変化や体調が良くなったことを実感してくれば、さらに目標達成までの道のりが楽しくなってきます。

過去の悪い体験は、悪いだけのものではなく必ず何か肯定的な意図があるのだと言います。
人はだれでも失敗したり、あまりよくない経験をしてしまうことがあります。
悪い経験は消すことはできませんが、それを受け止めて、
「この経験は自分に何を教えてくれているのか」
とその経験から得た肯定的な意味を考えてみると、それは現在、そして未来の良い行動の原動力(リソース)になりますね。

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。