３次元的課題

私たちは、
一緒になるには、３次元的に、
難しい設定で出会っている。

まず、私は既婚者で、子供もいて、
なおかつ相手は、子供の教師という、
誰が見ても、誰からも祝福されないであろう設定である。
さらに、年の差は15歳くらい、ある。
くらい、と言っているのは、年齢を聞けるほどに親密にはなれなかったから、知らないのだ。

関わっていたときは、現実的には子供のことが会話の中心で、プライベートの話など、全くさせてもらえなかった。
だから、３次元的には、相手のことはなにも知らない。
しかし、不思議なことに、相手の気持ちは、伝わってくる。

これは人に言っても理解されないし、幻想と言われるだけであるので、
相手が片割れであるという証拠はなく、自分の感覚だけが、全てだ。

相手の気持ちが入ってくるとか、エネルギーが飛んでくるとか、頭の中にその存在が刻まれた感覚、なんて話は、
この３次元を生きて、現実に没頭できているなら、普通は理解できないことであり、
それが当たり前なのだと思う。
だって、自分でも信じることが難しいのだから。

出会ってから関わってきた2年間の中で、1年間の分離期間があり、その中で私は自分の感覚を信じて、家を出るという行動に出た。
普段の私ならば、絶対に、絶対にしない行動だ。
細かくいろんなことがあった上での経緯だが、
ここで家を出なくては、という強い直感だけで動いたのだ。
直感ではgo、と言っていたが、思考では、
怖くて怖くて仕方がなかった。
片割れと、また再会できる可能性など、全く期待できない中での行動だった。

しかし、家を出て2ヶ月ほどで、ありえないことが起きた。
もう、片割れとは関わることはないだろうと絶望していた矢先に、
奇跡的に、再び関わることになったのだ。
結局、その後また離れてしまい、もう3年がたつが、そのときの宇宙の采配があったからこそ、今もこうして諦めきれずに想いを抱えている。

その時の再会経由は、自分たちの力ではどうにもできなかったことで、
その再会がなかったら、自分の直感も宇宙も、信じることができなかったと思う。

そうして、
離れてからの3年間、
いろんなことがあった。

現実的には、自立のために働き出し、
勤務先ではカルマメイトのような強烈な人物に出会ったおかげで、自分の見たくない部分、欠点をあぶり出されたり、
旦那さんとの関係の修復、子供たちの心の調整、実親との関係の繋ぎなおし、
そして、経済的自立の課題と、隷属的な働き方の課題、この先の、自分とまわりの人たちの幸せについて、など
様々なことに取り組み、少しずつ、調整し、自分に問いかけ、向き合い過ごしてきた。

今の現実は、自分の理想とはまだ遠いが、
今の私にはこれが精一杯で、
何も、解決していないけれど
ここまで自分なりによくやったよね、と
一段落ついたような感覚でいる。

３次元的課題は、
目に見えて解決されたわけではないけど、
ずっと、目に見えない課題を乗り越えようとしている感覚がある。

3年間、葛藤し続けてきた、私、家族、片割れとの関係。
今、やっとぼんやりビジョンが見えてきている。

もしもまた、再会させてもらえて、
片割れとの気持ちが一緒ならば、
私が1番大切な家族と、
同じくらいに愛する片割れ、すべての人たちが調和して過ごせる未来へ行きたい。

片割れとの関係が、
恋人でなくても、構わない。
一生、触れることができなくても、良い。
ただ、二人が、同じ現実を見られる世界がまた、あるとしたら、
それだけで奇跡だ。

私の真実は、
家族も、片割れも、
同じくらいに愛しているということ。
やっとそこに、辿り着いた。