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Green.

木漏れ日の当たる場所
日陰の中の特別な場所が 私の心の中にもある
私は特別じゃないけど 特別だと思っていても良いと
許している

そうでもしないと 私は何者でもなくて
ただ暗闇を彷徨っている何かになってしまっていて
自分を見失いながら微かな光を求めてしまう

私にもこんなふうに光が当たったら
どんなに心地が良くて気分がいいだろうかと
地面しか見ていなかったのに 空からの光が特別に思える
眩しい光が照らす景色
私のことを照らしてくれる光に甘えてもいいのでしょうか

地面から湧き上がる蒸気
土の温度
木の温もり

このままここにいたら心地が良くて
錯乱してしまいそうになる
私が私である前に
私が誰であるかを忘れてしまって
誰も私の名前を呼ばない

混乱した世界
錯乱した私
光は照らし続ける
木漏れ日の中で 私が私である瞬間を見つけて
私は特別だと私が許した瞬間は
自分だけの聖域になる



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