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100年後に残される為に。

おはようございます。
昨日は友人とこれからのことについて話していました。
そう、アーティストとして100年後にも大切にされている作品を作るには私たちはどうすれば良いのか?と。


最近は誰でもアートが作るれる時代になりました。
ただ物が増えるだけではなくて、それが如何に100年後に残されるような作品であるかが大切な気がします。

YouTubeで日本人の本当の精神性を失っているような話題を耳にします。
私達は明治維新や戦後から大きく生活が変わりました。海外の文化が取りいられるようになって、暮らし方まで大きく変わってしまったのだと思います。
現代ではファストファッションなどプチプラの使い捨てなような衣類や物に囲まれ、それをどれだけの人が何年も何十年も大事にして使っているのだろうか?とそこに行き着いてしまいます。
「勿体無いという文化や言葉」が素晴らしいと昔アフリカの方が言っていましたが、他国にはそういう勿体無いという言葉がないのかもしれませんが、
イタリアやヨーロッパのように古き良きものを愛し、新しいものも上手に取り入れていくような文化が一番素晴らしいし、日本も昔はそのようなライフスタイルでした。

着物から手拭い端切れを雑巾にまで使う勿体無い精神が失われつつあります。それを貧乏くさいとか思われることもありますが、貧乏くさいと思われようが、モノの始末に意気込みを入れるだけの違いではないでしょうか?
始末は始まりと終わりと書く様に、物をどのような気持ちで手に入れてどのように終わらせてあげるかがその持ち主にかかっています。

勿体無いから使う人にあげよう。メルカリなどオークションも良いことですね。それをまた分解して部品として使うこともとても大事です。
ただゴミ袋に入れて捨てるというよりも、油絵だったとしたらブックカバーにしてみたり、小物入れにしてみたりも良いかもしれませんね。
でも、そうならないように大事にしてもらえるような作品が描けたらと思うし、どんな気持ちでどんな風に扱われるかを考えながら描いていけたらと思います。

私が描いている作品は多くはキャンバスがメインです。キャンバスはとても耐久性がよく、特に麻なので丈夫です。もちろん綿のキャンバスもありますが、綿よりも朝の方が強いと思いますので、上手く使い分けて作品作りができたらと思います。油絵の方が耐久性がいい様な気がしますし、アクリル画も半永久的とは聞きますが、塗り方によっては削れてしまうこともあるので、上からの保護が大事になってきます。

100年後も飾れるような作品。一筆一筆に心を込めて作っていきたいですね。私の息子が言ってくれるのですが、「お母さんの作品は僕が引き継いで家で飾るからね」来世まで残ってくれたらと思うといい作品を世に残していきたいなと、捨てるのが惜しいなと思えるような繊細で魅力的な作品が描けたらと思います。

自分の人生を見返した時、まだ45年ですが今まで生み出してきた作品をどうやってこれからも大事にできるだろうかと、個展の為にただ大量生産するんではなくてコツコツと日々大切に生み出していく事を考えています。
ただの作業ではなくて、意味のある作業になったらいいなと少し神経質かもしれませんが大事にしていきたいです。
アート作品なのでそこに「魂はあるのかい?精神性はあるのかい?」と自分に言い聞かせながら制作していきたいです。

100年後に残せる作品でありたい。
大事に飾ってもらえるように、丁寧に。

そんな風に考えた時間でした。
今日は祝日ですね、気持ちがいい天気です。
秋らしくなってきたので秋の散歩が気持ちがよさそうですね。
いい1日を過ごしてください。


よろしかったらサポートを是非お願いいたします。アートによって人々の感性が開花し、アートって楽しいなぁと思ってもらえる様な活動に専念していきたいです。