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チ。最終章の自分なりの解釈

最初に読んだ時は意味が全然わからなくて「は?」とバデーニさんの顔になった。
この章、必要なの? とも思った。
そしてネットで色々な人の解釈をみて、アニメ化で見て、また原作を何度も読み返したりして、自分なりに解釈が深化したと思われるので書き残しておく。
でもまた変わるかも。
ほんとに面白い漫画だ。

最終章全体

国、年代をきちんと表記していることから、それまでとまったくの別時空である、というのはネットで見てなるほど、と腑に落ちた。
最終章だけが、我々の現実的な歴史とリンクしている。
なので、それまでは壮大なifの物語である、ということ。
あの時代、コペルニクスによって地動説が発表されるまでにはまだ随分時間がある時代に、真理に気づいた、近づいた者達がいたかもしれないというif。
第1章の最初と第3章の最後が対になってるのも納得できる。

しかしそれだけでは納得しがたいのが、ラファウ先生の存在。
このおかげで余計混乱したのだよ。

ラファウ先生

これ、一番謎でした。
ネットで見た解釈では第1章のラファウとは別人であるという説がほとんど。
そして上記のif説をとるなら、別にラファウである必要はない。むしろ違う人にした方が分かりやすい。
ここまで緻密な漫画を作る魚豊先生が、適当にラファウにする筈はない。
なので、ここでのラファウはif説との時間的な差をはかる物差しと私は解釈しました。

アルベルト子供時代は10〜12才くらいで、ラファウ先生は20〜22才くらいかな。
第1章でラファウ12才なので8〜10年後、ということはだいたい第2章進行中くらいの時期に、アルベルトとラファウ先生が出会ってる。

これまたはっきり言及されていないけど、ヨレンタ逃がした人の相方の新入り審問官ぽい人。
アニメではレフと名前ついてた。
この人との会話でアルベルトは大学行こうと思って23才で入学。
ということはラファウ先生の件からここまでは10年ちょっと経ってる。
第2章時点の新人時代、ヨレンタ14才よりはお兄さんだけど、大人とも言えないくらい、18〜19くらいだとすると30くらい?
はっきりと顔は描かれてないけどうっすらとほうれい線があったりするので、ちょっと計算合わないかも。
でも39才ヨレンタが結構シワがっつりあったので、そんなもんでいいのかも。

ちなみにアルベルト入学時点では、ヨレンタは20代なかば、すでに人を殺してますね。異端解放戦線もうやってたかも。
ドゥラカは生まれてるかどうかってとこかな(計算めんどくさくなってきた……)。

20250213追記

ラファウ先生についてちょっと思ったことがあり追記。
地動説に出会わなかったラファウっていうのもあるのかなと。
それと、宇宙論自体がそこまで禁忌でもない世界なのかもしれない。
(いやでもアルベルト父の態度見てるとどうかな……)
世界チョレ~~~~~~のまま地動説に出会わず、普通に宇宙論の勉強もできて、無敵状態で大学卒業して……であのラファウ先生になった。のかも。

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