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軍を進める上で大切なこと

こんにちは、香理経営企画室の末次香理です。今日は、孫子の兵法の中の行軍篇についてまとめます。行軍とは、軍が移動すること。軍を移動させる時には、地形や敵の状況、自軍の兵力やモチベーションなどを考慮し、最善のルートや速度、陣形などを決定する必要があります。

孫子の兵法「行軍編」では、この行軍について、地形と兵力配置の関係や兵站の重要性、機動力の重要性などについて論じられています。


地形をうまく利用する

 山、川、沼沢地など、地形によって行軍の難易度は大きく変わります。これを有利に利用することができるのが良い将とされました。これを今のビジネスに置き換えると、業界とか市場環境という言葉でしょうか。業界の動向や市場環境を深く理解し、それを自社の利益に活用することは今も重要ですよね。

兵力を読み、兵のモチベーションを管理する

兵力、個人起業に直すなら、自分自身の実力や経験、そしてモチベーションや健康管理なども入るでしょうか。自己管理はビジネスに最も影響すると言えるかもしれません。また、企業で言うなら社員や従業員の士気を高めるように管理することが大切です。

敵を読む

今度は、敵の動きや兵力、意図の把握です。これも競合となる企業やサービスを調査したりといったことに置き換えられます。

スピードが大事

スピード、迅速な移動をする。敵を出し抜いたり有利な状況を作るには、速さは重要。現代でも、先に新しい業界やビジネスのノウハウを得た方が有利に働きます。

適切な軍形で望む

軍の形=起業で言えば、どんなフォーメーションで、誰と組んで展開するかということ。企業で言えば、どんな組織であたるかということこれも非常に大切です。

情報収集

敵のことも含めて情報を収集して、的確に分析すること。これは、孫子の兵法の色々なところに書かれていることです。全ては情報が左右する。今の時代を予見さえしているような言葉です。

どの内容も今の起業や企業、ビジネスの世界でも大切なことが項目として上げられています。特に兵の士気を高めることや、管理することにも触れられていて、この頃から優秀なリーダーは、人の気持ちを大切にしていたんだなあと思います。

これらの原則を適切に応用することで、孫子の兵法の極意「戦わずして勝つ」に近づくことができるかもしれませんね。

引き続き、孫子の兵法をまとめていきたいと思います。

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