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厚底シューズを履きこなして走る! 東京マラソン2025への道 #01 〜スゴ腕PR黒田メソッド書籍化プロジェクト番外編

なかなか本が売れないこの時代。書籍のメディアPRである黒田さんのモットーのひとつは「担当した本の著者さんがすすめることはやってみる」。エクササイズの本なら毎日トレーニングして6kg痩せ、料理の本ならそのレシピを試す。

黒田さんの劇的ビフォー&アフター


手間をかけ、カラダを張ったやり方だけれど、だからこそ、メディアにPRするときに説得力が増す。

そんな非効率ともいえる黒田さん自身の仕事術を書籍化しようと、奮闘している我々。そこにうってつけのミッションが生まれた。

黒田さんが書籍PRとして初めて担当した記念すべき本、『体幹ランニング』

その際、著者である金哲彦コーチにすすめられた通り、黒田さんはフルマラソンに初チャレンジ。この時はボロボロになりながらなんとか6時間近くかかってゴール。その後も練習を続け、初心者ランナーが成長していく自分の体験を伝え続けて、本を10万部のヒットへとつなげたのだった。

それから17年の月日を経て、金コーチのランニングメソッドが、近頃のランニング事情に合わせてアップデート。この本を私が編集担当することになったのだ。

金哲彦:プロ・ランニングコーチ/駅伝・マラソン解説者。早稲田大学時代は箱根駅伝で5区を4年連続で走り、2度の区間賞を獲得。2度の優勝に貢献する。現役引退後は、リクルートの陸上競技部で小出義雄監督とともに、有森 裕子、高橋尚子などの選手を育てる。現在はランニングコーチとし て幅広い層を指導するとともに、陸上競技の解説者として TV・ラジオなどでおなじみの存在。

できあがったのが『厚底シューズ時代の 新・体幹ランニング』

だとしたら、黒田さんには、この本のPRを担当してもらうしかないでしょう!

「著者のおすすめはやってみる」非効率PRスタート!

このタイミングで、なんと黒田さんが、2025年3月の東京マラソンに当選!しかもこの本には、目標タイム別のフルマラソンまでの14週間練習メニューが掲載されている。

『厚底シューズ時代の 新・体幹ランニング』より

黒田 この本のPRをするからには、このメニュー通りに練習して、東京マラソンで目標のサブ4(=4時間切り)を達成するしかありませんね!

下井 さすが、自らのカラダを張る非効率PRですね〜(笑)。黒田さん自身の本のテーマ「非効率なのになぜかうまくいく仕事のやり方」を実践するにもぴったりじゃないですか! では、金さんに相談してみましょう!

※黒田さんは今年2024年、10年ぶりに走った東京マラソンで4時間1分。練習不足、体力の衰え、体重増加により、次回もこのタイムを出せるかは非常に怪しい。

【10月某日】
そんなわけで、金さんと17年ぶりに対面することになった黒田さん。

金哲彦コーチに相談する黒田さん

黒田 金先生! 僕、今年ものすごく久しぶりにランニングを再開したんです。ウェアやシューズを買おうとお店に行って、何が驚いたって、厚底シューズしか売ってないことですよ!

 そうそう、もう薄いソールのランニングシューズって、売ってないでしょ? 僕も、ここ2年、実際に履いて走って、厚底シューズについていろいろ研究したんですよね。

黒田 今年、東京マラソンを10年ぶりに走るにあたって、頑張って練習してたんですが、直前に膝を故障してしまって、不本意な結果だったんです。なので、今度の東京マラソンは怪我をせず、サブ4を達成したいんです!

 厚底シューズを履くと、カーボンプレートの反発力のおかげで、自然とスピードが出ますよね。そのぶん、着地衝撃が大きく、ブレも出やすい。その着地衝撃やブレを制御できる筋力がないと、怪我しやすいんです。僕も、これまでの体幹トレーニングに加えて、筋トレをプラスしています

黒田 厚底シューズを履いて、怪我しないでマラソンを走るためには、そのためのトレーニングが必要なんですね。

 そうなんです。では、黒田さん、次回はよりラクに、より速く走るためのトレーニングを実際にしてみましょう!

厚底シューズを使いこなすためのトレーニング

【11月某日】
いよいよ来年3月の東京マラソンに向けてのトレーニングがスタート。まずは、補強の筋トレから。

Vシット
シングルレッグ・ヒップリフト
サイドプランク

外に出て、代々木公園でまずは黒田さんのフォームチェック。

キ、キツイ……

 う〜ん。走りが硬いなあ。

黒田 やはりそうですか……。すっかり走力が落ちてしまって……。

体幹を使って走るためのポイント3つ

 まずは、しっかり体幹を使って走れるようにしましょう。厚底シューズ時代こそ、着地衝撃を受け止めて推進力に変えるための体幹が重要ですから。ポイントがいくつかあるので教えますよ。

黒田 お願いします!

 まず、肩甲骨を動かして走ることが大事。肩甲骨の動きが、背骨を介して骨盤に連動することで、脚だけじゃない全身を使った走りができるわけだから。なので、黒田さん、胸を開いてみて。で、胸を出すような意識で走るようにする。

1.胸を開く

 それから、疲れてくると骨盤が後ろに落ちてきちゃってるので、骨盤を立てることを意識する。走りながらでも、骨盤が落ちてきていたら、手でグイッと前傾させてみてください。

2.骨盤を立てる

 そして、着地衝撃を体幹で受け止めるために、重心の真下で着地するようにしてください。

3.重心の真下で着地

 では、走ってみて。ーーよくなったんじゃない? 

黒田 ありがとうございます〜。たしかにラクに前に進むようになりました!

俄然、すいすい走れるようになった黒田さん

 では、最後、ウィンドスプリントで仕上げましょう。気持ちよくスピードを上げて刺激を入れます。100mほどを3本やりましょう。

黒田 はい!

ウィンドスプリント後

黒田 キ、キツかった〜。

 でも、動くようになってきましたね。この調子でまたトレーニングしましょう。

黒田 ありがとうございます! よろしくお願いします!

厚底シューズを履きこなすためのトレーニングメニューについて詳しくは、金さんの本『新・体幹ランニング』に。引き続き黒田さんには、この本に掲載のサブ4を目指すランナー向け練習メニューに沿って、練習を続けてもらいます!

黒田さんのランニング日記も、instagramXでスタート!

果たして黒田さんは東京マラソンでサブ4できるのか!? そして黒田さん自身の本『非効率思考(仮)』の執筆は終わるのか!? 経過はまたお知らせ予定です!








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