体を温める方法は、気づくことから。
仕事始めの本日。事務所はキンキンに冷えていました。
使っていない部屋のエアコンもとりあえず入れて、全体を温めないともう冷え冷え。そんな部屋もだいぶ温まってきたけれど、まだおなかが冷たい感じ。こんなときは湯たんぽ!…とそんなことを考えています。
↑ 昔作った本です。監修は鍼灸師・山本綾乃先生
以前、おへそが出るファッションやローライズジーンズが流行ったころ、「丹田や仙骨の八髎穴、丸出しにしたら冷えて健康に悪いじゃん」と思っていました。
昨年の春ごろ流行っていたのは、えり抜き。あのときも、
「背中の風門、丸出しにしたら風邪ひくじゃん」と思っていました。
実際、友だちがそんなかっこうをしていて、体調がよくないというので、ちょっと背中を触って温めてあげたら、すごく気持ちいいと言っていました。
丹田(たんでん)だとか八髎穴(はちりょうけつ)だとか風門(ふうもん)だとか。ツボのことです。昔の人の知恵です。このあたりを冷やすと、体調が悪くなります。
丹田は、おへその下あたり。
八髎穴は、背骨の終わり、おしりの2つの山に挟まれた谷間の上の部分。
風門は、頸椎の付け根の下、背骨を挟んだ両サイド。
体が冷えているかどうか、についてって、意外と無頓着なもの。自分の意識が行き届かない、というか。あたたかい手で触られて、「ここ冷えているよ」といわれると、「ほんとだ!」と気づく感じ。ほんとは自覚できるけど、そんなことに気づかなくても死なないくらい、現代生活では環境が整っているからかもしれません。
それなのに、昔のおしゃれほど、体のことを考えていなくて、体を服に合わせるというか、無理をすることが多かった気がします。へそ出しもローライズもえり抜きも鎮火したのは、やっぱり無理があったからじゃないのかな、と思います。
新しいおしゃれをしていきたい。そのためには体を大切にすることを考えたいなー。と思うのです。