労務経験が積みづらいと思ったら、人事労務マイスター検定受験とその勉強が良かった話
こんにちは。わたしは現在約 50 人規模の会社でコーポレートチームの一員として労務を中心に担当しています。いわゆる労務領域に携わるようになって間もなく 3 年目を迎えようとしています。
やり始めてみて、労務の仕事って経験した年数よりも、"事象をどれだけ経験したか"の方が重要ではないか、と思うようになりました。月に一度、年に一度、数年に一度など頻度が少ない仕事もあれば、そもそも会社によっては遭遇することのない仕事だってありますよね。5 年労務を経験してもなお初めましての仕事は意外とあるのかもしれない。労務の仕事は実は経験が積みづらい側面があるということです。
この記事は、わたしと同じように「労務経験が積みづらい」とか「同じ領域の仕事ばかりしていると、経験値がなかなか積みづらい」と感じている方に向けて、経験の積み方の一つとしてSmartHR社が提供している人事労務マイスター検定(※)がいいぞ、という話をしたいと思います。先日の人事労務マイスター検定では、なんとかエキスパート合格をもぎとりました。
※SmartHR社の人事労務マイスター検定は、オンラインで受講・受験できる 「人事労務実務」に関する検定です。
人事労務マイスター検定との出会い
今から約 2 年前、復職明けのタイミングで引継ぎという形で労務業務が始まりました。引継ぎの傍ら、労務の基礎基本が学べそうな本は無いかと読みあさっていたころに社内で「 SmartHR で検定が始まるらしい」と話題になりました。
公開された教科書を覗くと、正直当時のわたしには何が何やら…でしたが、事例やテスト問題が実務で起こり得そうなリアルさで経験の浅いわたしでも"そのケース"を想像しすいと思ったのです。社内で初回受験を終えた方の話を聞きながら、わたしは 2 回目以降の検定から参加するようになりました。
人事労務マイスター検定は受験することだけがゴールじゃない、「学び方」「活かし方」が肝
ふつう検定と聞くとその「合否」に注目しがちですが、人事労務マイスター検定の場合「学び方」や「活かし方」の方に目を向けてこそ学びの意味が出ると思っています。
目で文字を追うのもいいが、聞くと尚いい!動画視聴という学び方
これはチームで実践してよかった検定の「学び方」です。学習方法はテキストを読むだけだと思っていませんか?実は人事労務マイスター検定の教科書の良いところは動画による解説「聞く教科書」があるところなんです!チームメンバー の提案で検定前の一定期間、"倍速で"視聴する会を行いました。
解説はマイスター検定創始者の副島さん自ら担当してくださっているのですが、その解説がとても分かりやすい!ただ教科書を読むのではなく、それがつまりどういうことかをまとめてくれたり、具体事例を添えてくださるので、頭にスッと入ってくる感覚です。逆に"倍速で"聞いてあまりピンとこない部分は、理解が怪しいテーマなんですよね。理解度を探る意味でも"倍速で"視聴するのはいいです。目で見てもよし、だけど聞くと尚いいと感じています。
人事労務マイスター検定の教科書と日々の仕事とをコネクトして、チームの共通言語にする
これは所属するチームで実践していいなと感じた検定の「活かし方」です。冒頭で触れたように労務で起こる事象そのものがそもそも社内では頻度が少ないため、経験の機会も少ないというケースが意外とあります。
そんな時チームで実践したのが「事例共有会」です。事例共有会はその名の通り、社内で発生した事象をどのように対処したか手順やポイントをチーム内で共有する時間です。解説をする際に、「人事労務マイスター検定の教科書には〇〇と書いてあった」と共通言語になるように教科書を使いました。実際の事象と教科書に書いている内容を照らし合わせることでさらに学びが深まるのではと思います。
検索すれば似た情報はオンライン上でヒットしますが、あちこち情報源が分かれるよりも一つに情報がまとまっている方が圧倒的に使いやすいと感じました。
これはチームメンバー全員が人事労務マイスター検定を受験&勉強している前提があるからこそ、の活用の仕方かもしれませんね。
学び直しにも効くはず
月に一度の手続きならまだしも、久しぶりにやってくる事象とその手続きはわたしの場合一度経験しただけでは血肉になっている感覚は持てませんでしたし、手続きを勘違いしていたということもありました。そんな時、「教科書にはなんて書いてあったっけ?」と確認する意味で必ず教科書に立ち返るようにしています。
労務業務は会社だけでなく従業員の生活そのものに直結するものなので、リスクを減らす意味でも継続的な学び直しが大事だと思っています。
終わりに
人事労務マイスター検定には「スタンダード」と「エキスパート」の 2 種類のコースがありますが、基本どちらも受験するし受験に向けて勉強することが大切だよね、と社内で会話をしています。
久しぶりにやるタスクへの不安要素を減らしたいという想いもありますが、自分では手を動かした事がなくても、"タスクについて知っているし、やり方のあてが付けられる状態を整えておきたいと思っています。
試験に合格することはもちろん大切ですが、日頃の仕事を見つめ直すいい機会と捉えてこれからもこつこつ学びながら検定に挑戦していきたいと思います。
以上、労務経験が積みづらいと思ったら、人事労務マイスター検定受験とその勉強がよかった話でした。ここまでお読みくださりありがとうございました。それでは、また今度!
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