コーチングは数あれど
今日は私が9月から学んでいる
認知科学コーチングについてご説明します。
コーチングってなに?
まずは定義について
コーチングの語源は英語の『coach(馬車)』と言われています。
馬車って乗客を目的地に連れていきますよね?
コーチはクライアント(コーチングを受けられる顧客)を
実現したいゴール世界まで導くサポートをします。
一緒に伴走するというイメージと言えます。
コーチングとカウンセリングの違い
よくあるカウンセリングとコーチングって
一体何が違うの?と思いますよね?
カウンセリングは今の悩みの解決に使います。
目標は現状の内側の悩みを解決することになります。
例えば今の会社の人間関係の悩み
家族の上手くいってない困りごと
物の見方を変えて捉え方を変えたり
一緒に考えているうちにクライアントが自分で解決策を見つけたりします。
一方コーチングは
人生を丸ごと変えたい方向きです。
現状の外にゴールを設定するので
今の生活に満足していて、大きく変えたくない人には向きません。
後ほど詳しく説明しますが
自分の価値感自体を変えてしまうので
そもそもその悩み自体がなくなるというか
問題にならなくなります。
むしろ何悩んでたんだっけ、、、という。
ただコーチングと一言に言っても
いろんな流派?宗派?があり
先ほどのカウンセリングのように
傾聴、共感、承認を行うものもあるようです。
私が学んでいる『認知科学に基づくコーチング』では
この傾聴、共感、承認はしません。
これをおこなってしまうと
現状を肯定し、止まる力が強くなり
現状の外のゴールを設定したり、
ゴール達成に向かうことが難しくなってしまいます。
なのでその違いをよく理解して
人生に変革を起こしたい
人類に貢献する変化を起こしたい
自分にはまだまだ可能性がありその扉を開けたい
のように考えている方が
クライアントの対象になり得ます。
なので今の現状が満足で変えたくない方は
この先は不要かと思います。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
将来人生を丸ごと変えたくなることがあったら
思い出してくれたら嬉しいです。
認知科学に基づくコーチングとは?
私たちの脳は『入力(外部からの刺激)』を受け、
『内部モデル』で情報処理をし
『反応(出力)』を起こしています。
認知科学とはこの『情報処理(内部モデル)』の
プロセスにフォーカスし、
心とは何か、心はどのように動くのか
『内部モデル』で起きていること
その情報プロセスを調べる学問です。
『認知科学に基づくコーチング』では
この内部モデルを書き換えて、行動(出力)を変える
ということを行います。
『認知科学に基づくコーチング』の目的は
この黄色の枠の内部モデルに介入することで
内部モデルの書き換えを行うことです。
コーチはこの内部モデルでの情報処理の過程をお伝えすることで
クライアントのゴールを設定したり
ゴールへ連れて行くサポートをします。
内部モデルを書き換えるって?
内部モデルとはそれぞれの人の心
信念や、当たり前のように従っているルールのようなものです。
でも実は小さい頃の自分の価値観だったものが
大人になりいつの間にか
人に押し付けられた正義や価値観
昔のトラウマで思い込んでいるものなどで
ぎゅうぎゅうになっていたりします。
自分では当たり前すぎて認識できなかったり
気づけないこともあります。
なので、そんなの自分にはないよーと思っている方!
あなたにもあります。
認知科学コーチングでは
この内部モデルを書き換えます。
簡単にいうと、
内部モデルを書き換えて未来のありたい姿(ゴール)に向かうことを
サポートいたします。
コーチングを受けて
内部モデルの書き換えが起きると
世界の認識が変化します。
その結果
今まで考えたこともないゴールを設定したり
思いもよらぬパフォーマンスができたりします。
ゴール設定について
ここでいうゴールとは
未来のありたい姿と定義されます。
ゴール無くしてコーチングは成立しません!
ゴールとは現状の外に設定するもので
現状の内側(内部モデルが変わっていない状態)では
見ることができません。
なので自分でゴール設定をするというのは
かなーり難しいことになります。
コーチはその現状の外側のゴールをサポートをします
ただしゴールはコーチが決めるわけではありません。
先ほどの内部モデルが変わるとゴールが遠くの方に見えてきます。
現状の外のゴールは個人の利益を追求したものではなく
社会貢献の理念を含むものを設定します。
次回はゴール設定に必要なコーチングの用語を
説明していきます。