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野菜の直売所でふつふつ湧いてくるもの

野菜の直売所、ドライブの途中などにあり、色々な新鮮な野菜やその地域の特産物などが売られていて覗くだけでもわくわくしますよね。

直売所を覗くと私はわくわくにプラスして、ふつふつ湧いてくるものがあるのです。

ここに盛られている野菜たち、色々の種類があり、新鮮で美味しそうではあるが生産者の名前と値段のシールだけで、何を基準に選べばいいのでしょう?

安さ?見た目の美しさ?大きさ?量?


ある日、「JA直売所 おいどん市場与次郎館」に行ってみました。

前述のように、新鮮な野菜が山盛りの店内。

そこにひと際大きな、ニンジンの山、トマトの山がありました(画像は別のサイトからお借りしています)

ニンジンの山に関してはこのうちの1種類は有機野菜認定のシールが貼ってあり、もう1種類は甘いにんじんであることが訴求してあるだけで、後は1kgずつほど袋詰めされ、生産者の名前とバーコードシールが貼ってあるだけ。売価は100〜130円。

うーん、どれを選べばいいか分かりませんし、どれでもよさそうな気もします。


お客様は何を基準に買っていらっしゃるか、お客様を観察してみると、きれいな野菜、ご自分の好きなサイズの詰め合わせの野菜を買っていかれてる様子。

またさつま芋売り場では

「新品種唐ゆたか」とシールが貼ってるもの230円

「紅はるか ねっとりしっとりが特徴暑くても冷やしても美味しいさつまいも」と書かれたPOPが入ったもの260円

がありました。

そこにやってきた女性。2種類のさつま芋を物色して30秒ぐらい迷って、紅はるかを買って行かれました。単に「紅はるか」という品種を選択したのかもしれません。もしかしたら、その女性は紅はるかの入れ込みPOPを見て少し値段も高いがそちらを選択したということも推測できます。

結局この日はにんじんとトマトの山にもやもやを抱え、2種類のさつま芋のうちPOP入りの紅はるかを選択した女性の意思決定をもっと深く分析してみたいと思いつつ、私は普段スーパーでは見かけることがない芽キャベツと日置市の黒川農園のデコポンを買いました。

芽キャベツは初めて買いました、小さくてかわいい↓

またデコポンは3つで400円とちょっとお高め。日置市であること、1枚の農園のインスタへのQRコードが書いてある紙が入っているという理由で購入してみました。

すみません、デコポンは撮影するの忘れてました、こちらは同じ農家さんのせとかというみかんです↓

これが帰って食べてみてびっくり!大当たりのデコポンであったのです!!

酸味と甘味のバランスが抜群で食感も柔らか過ぎず、ぱさついておらず、ジューシー!

美味しいといわれる柑橘系の特徴すべてで高得点を叩き出すような優等生のデコポンでした。この黒川農園のデコポン、次男にも大好評でもう1回食べたくなり、与次郎に買いに行ったのですが、その日はたまたま売っていなかったのか買えませんでした。

はあーーー
直売所、いつも同じ生産者さんのものが並んでいるとは限らないのですね。収穫するタイミングも違うし、生産者さんがどこに卸すかという事情もありますし。

農家さんはやっぱり作物を育てて出荷するのが仕事であり、細かいことに時間が避けない事情があるのもわかっています。
ただ、自社商品が選ばれることを仕事としている私から見れば「こんな売り方もできそう」「ここを改善すればいいのに」と色々アイディアがふつふつ湧いてきた、それが直売所です。

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