記憶に残るもの ①
今年の夏の予定は7波のおかげで流れてしまって、思っていた以上に自分の時間ができそうです。
長女の帰省はなくなったし、久しぶりに参加できそうだった哲学カフェも、町内のおまつりも中止。三女はバイトやらなんやかやで下宿先にとどまっていたり・・・ってもう大人になった子どもたちと何かする夏なんてほとんどないし、あったとしても、もうこっちの体力がついていかないし。それはそれで、みんなそれぞれの時間を楽しめばいいのではないかしら?と思うのですが・・・
時間にも気持ちにもちょっと余裕(?)ゆとり(?)がないと、何かしようという気持ちになれませんでしたが、色々と滞っていたことに目を向けられるようになりました。
「読み聞かせの会」どうしようか のこと
そんなこんなで7月末、コロナ禍になって2020年から中止していた読み聞かせの会をこれからどうするのか、ガーデンカフェ(地域のグループ+ボランティアさんがしている、貸農園のおとなりのパラソルの下)でメンバーさんと話し合ってきました。
メンバーと言っても私を入れて、3人なんですが、この2年半の間に事情はそれぞれ変わってきていて、土曜日にしていた読み聞かせの会は今後は難しいし(これは私の事情)、他のお二人はお孫さんの世話やご自身のことで、以前のようにはできないというのが結論でした。
現役世代の新しいメンバーさんを探そうかともなりましたが、小学校PTAの読み聞かせボランティアも、最近は働くお母さんが多くてメンバー集めに苦労していると聞いていますし・・・何より、子どもが行っていた小学校ではPTAがなくなってます。世の中の家庭・家族の事情が変わってきていてコロナ禍前から勤務校でもPTAはなくなってました。
そんな話をしていましたら、農園の管理人さんがやってきて「このガーデンの利用もなかなか人がいなくて、どうしたら利用してもらえるのかアンケートしてるんで・・・」とちゃっかり用紙を差し出されました。
話を聞くと、何かイベント企画するとその時だけの参加で、継続しての利用につながらないとのこと。そして「うちの孫も忙しい。娘に連絡すると、週末ごとの子どもの予定がぎっしりつまってて、声かけるなら1か月より前に言っとかんとあんかんのや」とも言われていました。
親も子も忙しいものね・・・
「忙しい」は「心を亡くす」と書くものね・・・
私もそうだもの・・・わかる・・・
わかるけど・・・
はちみつろうそくの匂い
といっても、メンバーさんも私も今は状況を変えることはできず。
メンバーさんと話したことを児童館に相談させてもらいに行ってきました。「もう、前のようには続けられない」という内容です。
活動している児童館の館長さんとはもう23年、主任の先生とも15年以上のおつきあいです。
2年半ぶりの話の中、なかなか本題にふれられないで、世間話をしていると、先生が
「今でもやってきた子どもたち(卒業生)から、土曜日のおはなしやってないん?って聞かれるんですよ。あのろうそくの光とか匂いとか覚えてるみたいで。」
と話してくれました。そして、「あのお話の時間の雰囲気が好きだったんですよ~。みんな静かに、ぺージをめくるのを一緒に見るの」とも。
この活動をはじめたのは長女が3歳の頃、一緒にウォルドルフ人形の教室でなかよくなったママ友さんと2人でした。ろうそくを灯しての「お話会」はご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、もとはストーリーテリングの会のとき、お話を聞くときに心を寄せて聞けるようにと灯されているものです。
彼女も私もストーリーテリングを勉強していたこともあって、お話会のときにはろうそくを灯すことにしました。と言っても、毎回ストーリーテリングをするには実力がついていけず、けれども「ろうそくの光がついている間はお話の時間」が子どもたちにも暗黙の了解になっていて、ずっとろうそくを灯してお話の会をしてきたのでした。
使っていたろうそくは「はちみつろうそく」。お話が終わるときに、その月のお誕生日の子にろうそく消しを使って消してもらいます。明かりが消えると、やわらかにな匂いが残って、あとは子どもたちとのおしゃべりしたり、本を読みにくる子がいたり思い思いに過ごして終わりです。
先生とお話をしながら、子どもたちとのやりとりや、始めたときのことを思い出したりしてるうちに、そもそもどうして「読み聞かせの会」を始めたのかも思い出してきました・・・
なんだかうまくまとめられなくて。
続きは明日にでも。
最後まで読んでくださってありがとうございます。文章にするのに時間がかかりすぎて、定型でなく、不定期になるかと思いますが、読んでいただけると励みになります ♪