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オープンマリッジという選択肢~Ⅰ~

最近インスタグラムで
性について発信することを始めた。

性についてはずっと
発信したいと思っていたけれど

タブー視されやすい「性」という題材を
開かれた場で書くというのは
かなり勇気がいることで、長らく躊躇していた。

けれど、星と、
星で繋がった素晴らしい人々に
背中を押してもらい、
【自分のセックス観を受け入れる】
というpostを書いた。

そのpostにはたくさんの女性たちから
性の発信への激励と、共感の声が届いた。

自分の思いを表現できたこと、
それを誰かが受け取ってくれたこと

とてもとても嬉しくて

愛と感謝を感じずにはいられなかった。

インスタグラムでは
自分のセックス観を受け入れるために
私が実際にどんな行動をし、
どう変わっていったのか
具体的には書いていない。

タイトルにもしているので結論から言うと

私は半年ほど前に、
夫にオープンマリッジを提案した。

夫にとって晴天の霹靂なこの提案は

やはり受け入れ難いようで
現在も保留のままだけれど

世間的にはぶっ飛んだ
この提案をするに至るまでの経緯と
私の価値観の変化を書きたい
と思ったのだ。

基本の発信場所はインスタグラムだが、
私の実体験が題材のこの話には
必然的に夫も出てくることになるため

なるべくクローズドな場で、
と思いここに書いている。

ただここに書くことはあくまで
私の感じたこと、主観であることを
前提として読んでいただけたらと思う。


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今年の3月頃のこと

私は本当はどんなセックスがしたいの??
と真剣に考えた。

私と夫は結婚8年目で、子供は3人。
今年6歳になる長女、4歳長男、2歳次女。

2歳差3人育児というのは
私にとっては非常にカオスで
毎日天手古舞だが
家族仲も夫婦仲も良く、
いわゆる円満な家庭だ。

インスタグラムの投稿にも書いているが
私は昔から性欲が強い。

それでもやはり産後は

ホルモンバランスの変化や
妊娠出産で破壊された身体の回復と、
元気すぎる子供たちの世話で

セックスを積極的にしたい
と思える状態ではなかった。

毎日疲労困憊で、
ようやく布団をかぶった私を触ってくる夫に
殺意を抱くことも多かったが、

夫から懇願されれば、
応じることも多々あった。

授乳時期は特に、
触られるのが不快であったりもしたので

「今の時期は仕方ないのかな、、
末っ子が卒乳すれば、
不快でなくなるのかな??」

と思っていた。

1歳になる頃、
末っ子は難なく卒乳した。

ようやく私の身体は
私だけのものになって

セックスもまた前のように楽しめるようになるのだ
と思ったが、

全然夫としたいと思えない、、

性欲は確かに感じていたのに
夫としたいとは思わない自分に
戸惑った。

が、
何がそう思わせるのかは
すぐに検討がついた。

夫とのセックスに対する不満や違和感を
飲み込むことが出来なくなったのだ。

伝えやすい不満は、
それまでも都度伝えてはいたが
何度言っても変わらない。

「そこは嫌だから触らないで」
といっても
次はすっかり忘れて触ってくる。

「強く擦られたり強く突かれるのは痛い、
終わった後も痛かったりするの」
と訴えても

次はまた元通り。

そして

本当はそれよりもっと
嫌だと思っていることがあるのに

夫が傷つくかも、怒るかも
めんどくさいことになるかも
(それによって私も嫌な気分になるかも)と

言えずに逃げてきたことを
自覚してしまった。

そしてある日の夫とのセックスで

「私を雑に扱わないで!!」

と心が叫んだ。

突然涙がぶわっと吹き出し、
私は嗚咽しながら号泣してしまった。

我慢はとっくに限界に達している

ということを悟らせるための
身体と魂からの強烈なメッセージだった。

いよいよ自分の思いに目を逸らさず
向き合わなければいけないのだと感じた。

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ノートを開き、

セックスに対し、自分は何を思い、どう在りたいのか

ジャッジをせず、
誰の批判も世間の常識も取っ払って、
自分と向き合った。

勢いのままに書いたそのページは
ハッキリ言って自分でも
じっくり目を凝らさなければ
何が書いてあるか解読不能な文字でたちでいっぱいだった。

吐き出した後、
「じゃあ、どうすればいいの??」
ということを考えるのに
これでは不便だ、と思ったので

マインドマップに起こしてみることにした。


~Ⅱ~に続きます。







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