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【織々ノ記】#64 ガラスペンと文字と中国茶

2023年5月6日

 昨日久しぶりにガラスペンを使った。引き出しの肥やしになりかけていたので、ちゃんと書けるか心配だったが特に問題なく筆記できた。

 このガラスペンは、4・5年前にTwitterで見かけたハコペンさんの投稿をきっかけに、PILOTのインクと一緒に買ったのだが、なかなか使う機会が少なく、活用しきれていなかった。

 買った当時のツイート(上記)の字を見てみると、今の自分の字とは結構違っている気がする。

 学部生の頃は連綿体の知識なんて聞きかじった程度だったが、大学院の入試を受ける時にくずし字をきちんと学び直したので、最近は幾分綺麗に字を書けるようになったと思う(字の巧拙を自分自身ではなかなか判断できない)。

 中学生の頃は、国語の先生に「お前は字が汚いからそのせいで将来損することになるぞ」と言われたぐらい字が汚かった。その言葉を受けて以来高校・大学と綺麗な字を書こうと心がけたおかげか、字が綺麗な人という評価を受けることも何度かあった。

 ところが、ガラスペンに限らず、最近は手書きで文章を書く機会がほとんどない。

 この日記の初回にも書いたが、昔は手書きで日記を綴ろうとした経験がある。今思えば手書きの煩わしさのせいで長続きしなかったのかもしれない。デジタル技術が浸透した現代では、やはり手書きは手間のかかる作業なのだろうか。

 それでも、手書きは手書きの良さがあると時代錯誤的に思っている(就活で手書きの履歴書を必須としている企業は滅びるべきだが)。

 日々の忙しさを理由にガラスペンを十分に活用できていなかったが、これからはもっと積極的に、より日常的に使っていければと思う。そうした活動の中で、手書きの良さを伝えられれば幸いである。


 今日の午後は、早稲田のカフェで中国茶をいただくなどしていた。

ボトルに筆者が写ってるなんてそんなことあるわけないじゃないですか
蘭香甘露(四川省の緑茶)
桜餅双皮奶(広東式ミルクプリン)

 学部生の頃からずっと行きたいと思っていたのだが、こういう小洒落たお店は1人で行くよりかは誰かと行きたかったので、ようやくその機会にありつけた(ツレに感謝)。

 お茶のメニューも豊富な上に甘味もバリエーションに富んでおり、甘党な私からするとリピ確定のお店だった。

 こちらの甘露さんは最近書籍も出されたらしいので、お財布と相談して読んでみたいところだ。

 茶道は長年習って最近ようやく「できる」ようになってきた気がするが、今後は煎茶や中国茶といった他の茶飲文化にも親しんでいきたい。

(了)