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【織々ノ記】#23 優勝と成果

2023年3月26日

 今日は大相撲3月場所千秋楽。新関脇の霧馬山が本割・決定戦を制して幕内最高優勝を果たした。元横綱鶴竜親方が陸奥部屋に所属していることから、霧馬山は最近贔屓にしている力士だったので、喜ばしい限りである(欲を言えば、元稀勢の里の二所ノ関親方が現役の頃から応援している高安に早く初優勝を果たして欲しいのだが……)。

 優勝や表彰を受ける、という経験が自分にはまるでない。いや、正確に言えば、スイミングスクールや茶道教室の皆勤賞は何度かあるが、「継続したこと」を褒められたのであって、「なにかの成果」を表彰されたということがないのである(もちろん、「継続する」ことも十分讃えられるべきことなのだろうが)。

 昔から運動が苦手なので、これからもスポーツの分野で表彰されるようなことは無いだろう。となれば、もし優勝や表彰を受ける成果になりうる可能性があるのは、今まさに取り組んでいる「文章」しかないだろう。

 文章の練習も兼ねて始めたこの日記は早くも23回を迎えた。この調子で1ヶ月、半年、一年と長続きできれば良いのだが。日記やエッセイ調の文章もさることながら、やはり自分は小説の土俵で戦いたいので、就活や修論の合間を縫って、「成果」を生み出していきたいものである。

 相撲でも、「1日1番集中して」という言葉を力士がよく口にする。「1日1記事」、自分が良いと思うものを突き詰めていけば、いずれ結果は伴うだろうと信じて、今日も明日も筆を執る。

(了)