【織々ノ記】#98 創作と言語化
2023年6月9日
本来ならば、修論の下調べや演習の発表の準備に取り掛からねばならないのだが、あんまり気持ちが乗らず、かと言って何かに取り組むやる気だけはあったので、今日は創作活動周りの作業を進めていた。
7月の頭にサークルの後輩と合評会をすることになったのだが、新作はどうにも下ろせそうにない。いや、まあ、今日みたいな無駄な時間を削ればいくらでも書けるのだろうが……。
その会のメンバーの中では、自分が一番創作活動歴が長いので、無理に新作を間に合わせるより、勉強会形式で自身の経験を語るのも悪くないと思っている。
過去の作品を執筆するにあたりどんな考えで書いたのかとか、何を参考にしたのかとか、そういう情報を共有できると初心者にはためになるかなとぼんやり考えている(そうは言っても自分もまだまだ若輩者なのでおこがましい限りだが)。
何よりそれを共有するために、脳内の形になっていない考えを具体的に言語化する必要があるので、自分自身の勉強にもなると思う。
noteをはじめとして、今まで受け手だった人たちが発信者側に回った時代で、やたらと「言語化」とか、「見える化(私が世界で1番嫌いな言葉)」とかがもてはやされるようになった。
なんでもかんでも言語化すれりゃあ良いもんじゃないし、どうしたって言語化できないものもあるだろうとは思う。
まあ、そういったものたちにどう向き合うのかが創作者・表現者の宿命なんだろうなぁ。
(了)