BtoBライターの仕事内容を知ろう!
今日の記事は、ライターギルドblanksさまが主催する「ライターアドベントカレンダー」への参加記事として作成してみました!
素敵な企画ありがとうございます^^
先日、X界ではブックライター不足問題というトピックで盛り上がっていましたが、不足しているのはブックライターだけではありません。話題にすらあがらないBtoBライターは、おそらくブックライターよりも深刻な書き手不足問題を抱えていると思います。
私は7月に法人化しましたが、ここ数年はBtoBライティングとブックライティングをメイン業務としてきたので、書き手不足問題の深刻度合いはよくわかります。
ただ、「いない!いない!」と愚痴をこぼしていても仕方がありません。企業に貢献できるいいコンテンツを生み出し続けるためにも、「楽しそう」と興味を持ってくれるライターさんが増えるよう、発信していこうと思ってます。
ということで、今日の記事ではBtoBライターの仕事内容について簡単に触れていきたいと思います。
BtoBライターとは?
BtoBライターは、BtoB企業の広報宣伝や営業・マーケティング領域等におけるライティング業務を専門に行うライターのことです。
ライターは伝える専門家として、企業がステークホルダーに向けて情報発信する際のコミュニケーションについてアドバイスを行ったり、制作を代行したりします。
ただ、これだけだとBtoCのライティングとの違いがわからないので、あえて「BtoB」と区別する理由を補足しておきます。
BtoBは、下図のようにBtoC顧客と単価、購買プロセスに違いがあります。
一般的にBtoBの商材の単価は高額で、かつ購入の決断には各企業ごとに定められた承認プロセスの通過を必要とするので、必然的に検討期間も長期になります。
ですから、このようなBtoB特有の承認プロセスを理解した上で、各企業の商材をどのようにPRしていくかを考えながら制作にあたらなければなりません。特に各企業の商材を理解し、マーケティング戦略に基づいたアウトプットをしなければならないという点においては、BtoB特有の難しさを感じます。
ただ、BtoBライターに対して明確な定義があるわけではありません。あくまで私個人の業務を基準として(たった今)考えたものですから、一例として捉えていただけると嬉しいです。
具体的なアウトプットは?
BtoB領域というと、妙にとっつきにくいと感じるかもしれませんが、具体的な制作のアウトプットを知れば想像しやすくなります。
例えば、Webマーケティング支援の関連業務なら、Webサイトの文章作成やオウンドメディアの記事作成(SEO記事含む)、メルマガの文章作成、営業資料(ホワイトペーパー等)の作成といったところでしょうか。このあたりの業務は、現在Webライターとして活動している方にも想像しやすい業務かと思います。
広報領域なら、会社案内の制作や社内報の作成、寄稿原稿の作成代行、プレスリリースの作成などの業務があります。
いい言い方をすれば、パートナー。雑な言い方をしてしまえば、なんでも屋さん的な働き方になりやすいですが、それぞれの企業の経営・マーケティング戦略を踏まえた上で、企画立案を行い、コンテンツ設計〜制作までを一貫して行えるので、とてもおもしろい仕事です。
誰がクライアントになるのか?
クライアントになるのは、制作会社や代理店、コンサルティング会社などが多いですが、企業から直接依頼を受けることもあります。特に、広報やマーケティング部(チーム)がある企業なら、リソース不足の部分だけを外部に委託したいという問い合わせがあります。
一方で、1人社長もしくは数人規模の企業の場合は、売上に直結する営業活動とクライアントワークにほとんどのリソースが充てられ、広報やマーケティングの専任者が不在になります。本当はそのような企業こそ、広報や特にマーケティングに力を入れるといいのですが、人も予算もないというのが現実です。そのような企業からの問い合わせの場合は、部分的な委託というよりも、経営者に伴走しながら支援するスタイルが好まれることもあります。
BtoBライターに必要な知識とスキル
BtoBライターが気になっている人のために、どうすればBtoBライターになれるかを考えてみます。BtoBライターとして求められるのは、基本的なビジネスの知識とマーケティングの知識、それから幅広いライティングスキルです。
ライターとしては、幅広いライティングスキルって何?とツッコミたいところだと思いますが、個人的にあるといいなと感じるは、「コピーライティング」「Webライティング」「SEOライティング」の3つ。さらに、ライティングスキルではないですが取材力もあるとなお良しです。
中でも、WebライティングとSEOライティングのスキルは所有しておきたいところです。特にSEO記事の制作は、企業にとって集客や売上への影響度が高い重要な仕事です。SEOライティングと聞いただけで揶揄する人もいますが、SEOの記事がもたらす効果の大きさを知っている人なら、その重要度も大変さも理解しているはずです。無機質で飽きるという人もいますが、本当はもっともっと奥深いですよ。