見出し画像

🌱新型コロナ後遺症と起立性調節障害の関係

新たな研究


あくまでも研究段階ではあることを
冒頭にお伝えしておきますね。

とはいえ、2024年7月24日
国際学術雑誌「Scientific Reports」に掲載されたそうなので
それなりの信憑性はあると、私は考えています。


新型コロナ後遺症の中に
自律神経に関する症状を訴える方が
一定数いらっしゃっることは既に言われていました。

自律神経失調症に似たケースも多いとのこと。
また「体位性頻脈症候群」に似た症状に着目している病院も
多数あるようです。

体位性頻脈症候群 (Postural Tachycardia Syndrome: POTS)
 起立時の立ち眩み症状と、起立時の著明な頻脈を特徴とした症候群
 若年女性に多いと言われているが、成人でも発症することがある
 起立性調節障害の4タイプのうち、2番目に多いタイプ

この名前を聞いた時、私はドキッとしました。

起立性調節障害である長男は
そのタイプの中でもこの「体位性頻脈症候群」と
診断されていたからです。


つまり、新型コロナ後遺症となっている患者さんは
なんらかの原因で自律神経の不具合が生じ、
その症状は「起立性調節障害」に似ていると
推察されます。

岡山大学大学院医歯薬学総合研究科と、
岡山大学学術研究院医歯薬学域(医)総合内科学グループは
コロナ後遺症外来(コロナ・アフターケア外来)を
受診した患者に見られる「起立性調節障害」について
研究を行いました。

コロナ後遺症外来を受診された患者さんのうち
起立時の不調の代表「立ちくらみ」を訴えた方について
起立試験を行ったそうです。

すると、38%が起立性調節障害の検査に対し陽性、
かつ約半数(48.5%)が20歳未満という結果になりました。


※ここから先は私見です。


コロナ後遺症により起立性調節障害が発症していることは
恐らく事実なのだと思います。

コロナ禍以降に体のだるさを訴える人などは
大人でも増えていると話題になっていましたが
若年層においては起立性調節障害が増えている
可能性が考えられます。

コロナ禍により「不登校」が増えたとよく言われますが
不安を抱える子供が増えた生活リズムが狂った…
などということ以外にも、
もしかしたら「起立性調節障害」が増えているという
背景があるのかもしれません。

そうであればなおのこと、
やはり根性論ではなく、治療方針を立てていけるよう
社会が動いていって欲しいと切に願います。

なお、コロナ罹患後、
これまでなんともなかった次男は
立ちくらみが非常に増え、秋に倒れました。

成長期によるものだとばっかり思い込んでいましたが
もしかしたら…と今になって思います。


少しでも研究が進みますように


いずれにしても、
こういう研究が進むことはありがたく、
しっかり事実が広まっていって欲しいと思います。

起立性調節障害は自律神経の不具合によるものであるとは
ある程度認識されてきていますが
まだまだ未知の領域です。
人による差も大きく、特効薬もありません。

しかし間違いなく苦しんでいる子供、親がいます。
1日でも早く、少しでも多くの人が救われて欲しい!
心から思います。

必要な方に届きますように✨

**************************

こちらのシリーズはマガジンに収載しています。

**************************

サイトマップはこちら👇

**************************

XやInstagramでも発信しています。

カオラkaora X
 x.com/kaora2314?t=W6P6zq7m-Zm36M4KmFhOIQ&s=09
カオラkaora Instagram
  https://t.co/nAdRE4zzpn

もしお気に召しましたらサポートいただけますと、とても喜びます✨いただいたサポートは自己研鑽のために活用致します!