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長男と次男 番外編 ー改めて「不登校」を振り返り、併走するためにー

次男ももうすぐ高校生


中3次男の三者面談がありました。
先生といろいろお話し、高校の話も出てきます。

いよいよ高校生。
当然、学校に行っていないので公立は内申で無理。
本人は全日登校の自信はあまりないので
通信制の通学コースかなと考えています。

先生は、中2、3と受け持ってくださり
次男の良い点を伸ばすよう声掛けしてくださいます。
強制ではなく、でも力を与えるような。

この先生だったからこそ、
次男はなんとか元気で過ごせていると
心から感謝しています。

次男の中学校には学校に来られていない子が
他にも何人かいます。

それぞれ状況は違うようで
全く家から出られない子、別室なら来られる子など
本当にさまざま。

「不登校」という枠には入っているけど
みんな悩んだり苦しんだり。
特効薬なんてものもなく、いろんな症状がある
症候群のようなものなのかもしれません。

そんなことを考えながら改めて振り返ってみると、
我が家の子供達、計3回の不登校も
なにもかもバラバラでした。


我が家を振り返る

長男1回目は小4の1学期

担任との折り合いが悪く、
標的にされていました。

朝グズグズすることが徐々に多くなり、
遅刻しないよう促す毎日。

そして促しが叱咤激励になり、
さらに怒鳴り声に変わっていきました。

それと比例するように
長男の泣き叫ぶ声が毎朝響くようになりました。

偶然標的にされていると知り、休ませることを決断。
その後は小5で徐々に回復し、
小6で自力登校ができるようになり
完全回復・・・したと思っていました。


長男2回目は中1の3学期

電車通学だった長男は、思えば2学期頃から
行きの車内で寝過ごしてしまうことが増えました。
(今思うと意識を失っていたのでしょう)

朝はどんどん起きられなくなり
頭痛を訴える状態から、めまい、吐き気と
症状が強くなっていきました。
バス・電車で酔って途中下車することが増え
学校まで到達できない日が続きました。
そして起立性調節障害の診断を受けました。

コロナ禍のオンライン授業を経て、
中3の最初は数日登校できましたが
その後再び教室に入れなくなり、五月雨登校。
でも「なんとかやれるのかも」とその時思った長男は
高1からは教室に入れるようになりました。


次男は小5の1学期

コロナ禍の分散登校が明け、
全員登校になって数日後のある朝、
突然「行きたくないの!」と号泣。

小4までクラスのムードメーカーで
皆勤だった次男の豹変に面食らいました。
しかし、彼がこれまで私達家族のために
相当無理していたことを痛感し、
すぐに休ませました。

次男の傷は深く、
入学式と最初の数日は教室にも入れましたが
その後やっぱり行けなくなりました。
まだまだ回復期ではなかったのでしょう。
そして中3の現在、適応教室や別室にたまに行き
クラブにもたまに行く状態です。


親として変化していくこと


同じ兄弟、なんなら同じ子供であっても
全くパターンが違いました。

親としては、毎回異なる状況に対し
悩みながらも自分が変化し
順応していくしかありませんでした。

そして順応するだけでなく
親は親、子は子として切り分けて考えていくことが
非常に重要だと考えるに至っています。

親も子も1人の人間として存在する。

そのことに私がちゃんと気付いたのは
自分のメンタル崩壊してからでした。

それは、誤魔化し誤魔化し生きていた私に対し
自分というものを気付かせるために
神様が与えてくださった衝撃だったのかなと今は思います。

◆◆◆◆◆

「自分の子供なのに切り分けるなんて無理!」
と思われるかもしれませんよね。

完全でなくてもいいんです。
だって子供ですから。嫌でも?顔は合わせますし。

少しずつでいいんです。
自分で自分を労ってあげてください。

自分の好きなものを食べたり
自分の好きな音楽を聴いたり
自分の趣味の時間を持ったり。

そうして、親は親として
自分を生きていく必要があるのです。

◆◆◆◆◆

子供を「見守る」というのは
ただ傍観しているだけではありません。

子供に併走することだと私は考えています。
そうすることで
ただ眺めているだけでは気付かないような
子供の小さな変化をいち早く捉えることができる。
そして、必要な時には手を差し伸べることができる。

そのためには
親も自分を大切にしておかなければ
併走なんてできなくなってしまいます
よね。

子供が苦しいのに私が楽しんでいいんだろうかと
思わないでいいんですよ!
親が楽しむことで、長く併走できるなら
それが子供のためになるのですから😊

どうかゆっくりゆっくりでいいです。
自分を大切にしていきましょうね。

必要な方に届きますように✨

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#66日ライラン





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