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「楽しむ」ことを見せたい #未来のためにできること
大人と子供の距離感
昔ながらの「子育て」は
周囲の大人達と子供が
密接に関わることだったように思う。
今も確かに親が子供の世話を焼くし
幼稚園や学校の先生に教わる。
そういう大枠は変わらない。
しかし子供が受け取る情報の「質」や
大人と子供の「距離感」が随分違うように感じる。
また「今の子供は弱い」
という言葉を度々聞くようになった。
しかし私は、大人が子供に対して
距離を置いて論じているようなその言葉に
いつも違和感を抱く。
子供達の置かれた環境
私達が子供の頃は
先生や家族、友達から聞く話や
書籍やTVから薄っすら知ったことで
世界の大半ができていた。
しかし
今は幼い頃から多くの情報媒体に囲まれた中で育つ。
しかも残念ながら子供の周囲に溢れる情報は
悲しいものに浸食されている。
誹謗中傷や凄惨な事件報道が繰り返される中
楽しい話題や幸せになった話などの明るい話題は
非常に少ないと感じないだろうか。
負の情報の中で子供達は疲弊し
将来になかなか希望を見出せない。
そんな状況で果敢にチャレンジできる子供が
どれほどいるのだろうか。
大人は、
自分が直接関わっているつもりはなくとも
負の情報源は子供ではなく常に大人だ。
それを棚に上げて
あたかも他人事のように距離を置いて論じる姿勢に
私は違和感を抱くのだ。
未来の子供達のために
負の情報で疲れている子供達に
大人として何ができるかを考える。
子供達が健全に、イキイキと育っていくには
何が必要だろう。
世の中に悲しいことや辛いことがたくさんあるのは
残念ながら事実だ。
しかし私達大人は
楽しいことや嬉しいことも存在していることを知っている。
しかし子供達の周囲を取り囲む情報は
いまや負に傾き過ぎて、非常にバランスが悪い。
子供達が前に進んでいくために必要なのは
この情報のアンバランスさを整えることではないだろうか。
それにより、疲れた子供達は
自分を取り戻せるような安心を感じ、
しなやかな心が醸成されていくのではないかと思う。
周囲の大人達が
「世の中にはこんな楽しいことがあるよ」
「他にこんな世界もあるんだよ」
と率先して子供達に伝えることができれば
きっと希望の灯をともすことができると思う。
子供達に対して
広い世界に必ず存在する
楽しみや明るさについて伝えるには、
まず大人自身が「楽しい」コトを見つけ
人生を楽しむ姿を見せていかなければならないのだ。
子供達がしなやかに未来を生きるために。
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