ちっさいオッサンに食べられた
長男が中2の頃のお話
彼はほぼ完全不登校だったので、
家でもゲームか食べることしか楽しみがなくて。
ゲーム廃人かつ大食漢。
当時は私が仕事から帰宅すると
ほぼ必ずなんらかの食材が減っていてね。
「明日はこれを夕飯に使おう」なんて考えていても
パッと見たらもう跡形もない。
「ここにあったよね!?」
「誰か食べた?」
と聞いても、家族みんな「知らない」と言う。
え?誰も食べてないなんてこと、ある??
買ったつもりだったけど、実は私の勘違い?
まさか昼間に誰か家に入って食べてるの?
海外で実際にあった事件で
屋根裏に“赤の他人”がこっそり住んでた…
なんて話を聞いたこともあって
そのうちだんだん、私が怖くなってきちゃって。
でも、何度も家中を確認しましたが(したんかい!)
“赤の他人”はいませんでした。
一応一安心。
これはほぼ間違いなく長男が食べている。
で、本人も「よくない」とわかっているから言えないし
わかっているけど止められないんだろうな。
…本当はもう私も十分わかっていました。
そして、今は長男を責めたとしても
良い結果には結びつかないことも察していました。
だから
これ以上追究するのは止めようと思って…
妖精のせいにしようと決めました✨
『借りぐらしのアリエッティ』みたいに
可愛い妖精ならいいんだろうけど、
我が家はそんなレベルじゃないんですよ。
となると、きっともうこれだ。
ちっさいオッサン
って聞いたことあります??
アリエッティじゃなくて、オッサンです。
我が家には「ちっさいオッサン」がいて
こっそり食べ物を食べているのだと。
しかも
もしかしたら群生しているのかもしれないのだと
私は思うことにしました。
だってね、考えてもみてくださいな。
最初、誰か知らない人が家にいて
勝手に食べてんのかなって怖かったわけですよ。
もしくは、誰だか知らないノーマルサイズの“赤の他人”が
屋根裏に潜んでるのかな?って思ったわけですよ。
それよりは
ちっさいオッサンの方がよっぽどよくないですか??
ちっさいオッサンなら、いざとなったら勝てる気がする。
群生していて、それが100人単位だとヤバいけど
なんとなく多くても2~30程度かな。
だったら勝ち目はあるぜ。
ちっさいオッサンが一生懸命隠れて食べてるんだと思った方が
私の精神は健全に保たれたのです。
そしてしばらくの月日が流れ…
紆余曲折の後、長男がダイエットし始めると
ちっさいオッサンたちは
こぞって引っ越したようでした。
長男の数少ない楽しみを奪っちゃいけないと思いつつも
勝手に食材が無くなっていく恐怖心から
当時の私は「ちいさいオッサン」を産み出しました。
でもそのせいで長男は
子供なのにほぼメタボになっちゃって、
その後厳しいダイエットをしなくちゃならなくなったの。
どうするのが正解だったのか今でもわからないけど、
長男をあんなに太らせちゃったことだけは
一生反省してる、私💦
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ちっさいオッサンたち~!
元気にしてるかな?
あれから、長男はMAX27㎏もダイエットしたのよ。
小学校低学年1人分くらい減ったよね。
ビックリでしょ。
今日もどこかで食べてるかな??
あなたたち、こっそりたっぷり食べるから
ちょっと分散した方がいいと思うよ。
もう二度と会わないと思うけどさ
お元気でね~✋
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