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詩 「ガラム」

 キツめの煙草を咥える

 火を付ける勇気もないのに

 濡れたアスファルトの上で

 肌寒さに震えながら

 呼吸の味はサイアクで

 ひどく臭くてひどく不味い

 溜め息ついて棒を折る

 舞い散る茶色の粉末が

 風に紛れて消えるのを

 それを見ているアタシは一体

 どんな顔をしてるんだろ

 褪せた金髪が夜をたなびく

 勝手に夜は更けてゆく


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