森と川と新月
8月4日
待望の山歩きの日。
コースを考えてくれたのは、友人であって尊敬する先輩。
毎週どこかの山に登り（県内県外問わず）
去年の松本マラソンでは42.195キロを完走し、カモシカみたいに細くてしなやかな身体と、美しい精神の持ち主。
私に合ったコースを考えてくれて、私と同じくらい楽しみにしていてくれたみたい。
有難い気持ちと共に、目の前の森に二人で入って行きました。
誰もいないねー、いないねーと言いながら二人で歩く。
森の香り、木立を抜けて差し込む光。
鮮やかな緑色に囲まれて、嬉しくて足早になる私。
友人が、“おしゃべりできるくらいの速度がいいよ〜”と私にアドバイス。
確かに、早くも息が上がってきてるかも💦
それからは、二人でおしゃべりしながら木を見たり花を見つけたりしながら歩きました。
ちょっと不思議なことがあって。
この川を見つける前に、枯れ草だらけの道に美しいエメラルドグリーンの石と真っ白な石が二つ綺麗に並んでいて。
触りそうになったのだけどやめて、とても不思議な光景を写真に収めようかと思ったのだけど、そっとしておいた方がいい気がして歩き始めたら、崖の上から川を見つけました。
ちょうど川に当たる光の部分と同じ色の石。
今もなんだったのだろう。。と不思議な気持ちで思い返す。
友人としばらく川を見つめながら給水タイム。
川面を走る風が気持ちよく体を包んでくれて、二人とも、なんとも言えない気持ちになる。
さて、そろそろ歩こうと友人が地図とコンパスであっちだねと指示してくれて、二人でまた歩き出しました。
本当に誰もいない！えっこんなに美しい遊歩道なのに二人だけじゃんと少し焦る。
熊が出てもおかしくないよね〜と、出たらどうしたらいいの？と友人に聞くと、目を合わさずに後ろにバックしていくようにと（⁉︎）
私は熊除け鈴をリュックにつけていたので、わざとリュックをバウンドさせながら歩くようにw
リーン、リンリンと高らかに鈴を鳴らし来ちゃダメだよ〜と思いながら、次の目的地の仙人岩吊り橋に辿り着く。
誰もいない、川の音と鳥の声と風の吹く音しか聞こえない、私にとってはこんな体験、そんなにあることではない。
毎日の仕事や、人や場所からのエネルギーに疲れていたし、ここ数年で人生の大きめイベントを乗り越えたばかりなので。。
考えが止まり五感が研ぎ澄まされて、本当に嬉しかった。
そう言えば私の実の父親は、クライミングやスキーのインストラクターをやっていて、猟銃所持者で猟もしていたっけ。
台風後に夜釣りに行って、朝方、母が帰ってこないと泣いていたことを思い出す。（骨折して帰ってきた）
6歳までの記憶しかないけど、キャンプもしたし、ジビエ料理も沢山食べた記憶がある。
友人に話したら、歩く姿が初心者みたいではないから血なのかもねと。
そうね、父は嫌いだけど自然が好きなのは血なのかも。
さて、吊り橋を渡り急勾配の山道をしばらく歩くと出口があった✨
最終地点には石碑が。
出口に不吉なものがあるなぁと見たら🐻💦
入り口になくて出口にあるという。。
ある意味神の計らい（入り口にあったらやめていましたよ）
あらあら😅と友人と笑う
そして最終目的は小太郎ヶ淵。
詳しく言えば小太郎ヶ淵で草団子を食べる！
最後の力を振り絞って山を上ります。
もー、本当に驚くほど都会の方々が大きめの高級車で来ていて。
狭い山道だから他の車が焦っているし、運転している人も不安そうでした。
渋滞を横目に二人で歩きながら目的地に到着。
美しい小太郎ヶ淵は、同じように団子を目指す観光客で長蛇の列でした。
でも、木々や川の流れからか、隠の気が満ちていて、とても気持ちが落ち着く。
うどんも蕎麦もおでんも美味しそう。
私は二回目だけど、初めて来た友人もとても感動して秋にまた来ようねと約束。
心ゆくまでゆっくりと過ごさせてもらいました。
さて、帰りももちろん歩きですよー。
帰りは、渋滞の人たちに捕まりながら、この先の状況を説明。
カップルが多く、助手席の女子はみんなブスっとしていて呆れている様子。
運転している男性は皆んな焦り気味😅
（ご苦労様です）
歩き、いいねーと嬉しそうな友人。
崖から見える風景や花を見つけながら、歩きじゃないと見つけられないよねと。
そんな友人は来週40キロのウォーキングに参加するそう。
（次の日はテント泊、すご過ぎ😅）
少しずつ経験したことがないものにチャレンジしてみたいと思っていたので。
良いきっかけにもなりました。
山や自然の中に定期的に行くこともして行きたいなぁと。
そんなことも考えています。
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