インド料理ってこんなに凄いの!? プロデュースしながら私も学んだ「アヒリヤ」の魅力
麻布台ヒルズがOPENしてまだ1ヵ月経っていませんが、みなさま、もう訪れてみましたか? 天下の森ビルが満を持して・・・の、巨大な再開発事業ですから、ホントに「街」がひとつできるみたいな感覚ですよね。
とはいえ数ヵ月前の私なら「へぇ、なんかすごいのができるんだ。落ち着いた頃にハイディ(犬)連れて散歩に行ってみるか」くらいにしか思っていませんでした。ま、他人事です。
でも今では「みなさま、どうぞ、麻布台ヒルズに足をお運びください」と、ひとりひとりの手を取ってお連れしたい気分です(怖い、て)。
食器選びからメニューブックまで、二人三脚プロデュース
麻布台ヒルズが自分事に変わった理由は、今回タワープラザ3Fに出店した「アヒリヤ」というインド料理レストランとの出会いがあったから。
「アヒリヤ」は、すでに青山・大崎・代々木・宇都宮で4店舗を展開し、大使館のパーティやインドから要人が来日された際にはここの料理人にお声がかかるという正真正銘の「大使館御用達」レストラン。インド通の方には有名なお店です。
人づてに「麻布台ヒルズ出店に際して、さまざまなサポートをしてほしい」というお声かけをいただき、青山店にてオーナーの千代子さんに初めてお会いしたのは9月も終わろうというタイミング。新店OPENまで2ヵ月を切っていました。
そこから、それこそ毎週毎週、何度も何度も通い詰め、LINEでも毎日やり取りをして、食器選びからメニューの構成、新メニューの撮影、季節メニューの企画や撮影、ランチ・ディナー・ドリンクなど全メニューブックの執筆・デザイン、プレス対応、内覧会用のハンドアウト制作、森ビル担当者さんとのやりとり、公式Webサイトのディレクション・執筆などなどなど、自分で想像していた以上のサポートをさせていただき、OPENまでの道のりを千代子さんと二人三脚で走り抜けることになったのです。
ちなみに今も週一以上でお店に伺って、なんなら接客にも入っていますw
こうした過程を通じて、私は何度もシェフ・ラムシーンさんの作るインド料理を口にしました。撮影した料理は全部いただいたし、打ち合わせの前後にランチタイムがはさまれば、必ずまかないを食べさせてもらいました(インドの人、すっごいたくさん召し上がるの! あれだけ食べるからあのパワーが出るんかな、と、少食すぎる私は彼らがちょっぴり眩しかった!)
千代子さんやインド人スタッフのみなさんとの会話、そして実際にさまざまな料理を口にしていく中で、自分自信が「インド料理、深いわ!すごい!」と思ったんですよ、本当に。これからnoteでもインド料理のことわーわー書くようになるかもしれませんが(笑)、まずは、麻布台ヒルズOPEN直前に行われたプレス内覧会で配布した資料を、ちょっとアレンジしつつ載せてみたいと思います。
5000年に及ぶスパイスの歴史、
古来伝承の多様なインド料理を日本に広めたい
北インドといえばバターを使ったカレーとナン、南インドといえばサラサラのカレーとバスマティライス。
日本の皆さんにはそんなイメージで愛されているインド料理ですが、まだまだ知られていない美味しい料理が数多く存在します。
南北各地域出身のインド人シェフが在籍する『アヒリヤ』は、日本での「インド料理」のイメージをもっと広く、深く、面白く変えていきたいと考えています。
インドにおけるスパイスの歴史は実に長く、黒胡椒やクローブなどは今から約5000年前にあたる紀元前3000年頃から使われていたといわれます。さらに、南北で気候の違いが大きく食文化にも地域差があるため、それこそカレーひとつ取っても驚くほど多様。軽食、前菜、肉・魚料理、多様なパン料理などを含めれば、数え切れないほどのバリエーションがあります。
パンやライスも本国さながらに多彩
インドにおけるパン類は、豆粉や米粉を使ったミッシーロティやイドゥリーなど、選ぶのが悩ましいほど多彩。アヒリヤでは、毎日こういったさまざまなパンをご注文ごとに焼き上げ、熱々を提供します。
ライスは、香りの王様といわれる芳醇な最上級長粒米「バスマティライス」を使用。パラッとした食感と豊かな香りがスパイスの効いたインド料理と絶妙にマッチします。プレーンなライスだけでなく、レモンやクミンなど「味付けバスマティライス」もおすすめ。初めて食べた方は「これだけで十分においしい」と感激されるほどです。もちろん今話題のビリヤーニィも本格的な味わいでお届けします。
ベジタリアンメニューが美味しい、インド料理
世界の主な豆類の大半はインドで栽培されています。国民食ともいえる「ダール」を筆頭に、毎日何かしらの豆料理が食卓に並ぶのがインドの日常です。ダールとは挽き割り豆のことで、ムング(レンズ豆)やチャナ(ひよこ豆)などを使い、サラサラとしていて消化も抜群。日本人にとってもどこか懐かしく、体に優しい味わいです。
インドでは宗教上の理由からベジタリアンが多いため、古くから豆や野菜を美味しく活用する技術に長けています。「ベジタリアンのために急きょ開発した料理」ではなく、歴史と伝統、スパイスの技によって形成されたインドのそれは、肉好きな人でも食べたくなる「野菜が美味しい料理」なのです。
肉好きも野菜好きも、どちらも満足できるのがアヒリヤ流
アヒリヤでは、長年現地で修業したインド人シェフが、厳選された食材と多様なスパイスを惜しみなく用い、複雑で味わい深いインド各地の名物料理を本場そのものの味わいで提供しています。
肉や魚を美味しく味わえるタンドーリ料理も大充実。肉や魚をがっつり食べたい方も、野菜好きやヴィーガンの方もご満足いただけます。メニューにないご要望にもお応えしますので、お気軽にご相談ください。
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アヒリヤという店名は、オーナーであるアミターブの母の名前Ahilyaから取っています(アミターブさんは、千代子さんが愛する素敵なご主人です💓)。インド古来の魅力やインド料理の本当の美味しさを日本のみなさまにお伝えしたい、敬愛する母を迎えるような気持ちで歓待したい、そんな想いを込めて名付けました。
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みなさまのお越しを心よりお待ちしております!
個人的なおすすめメニューなどもたっくさんお教えしますので(noteにも個々の料理を説明する記事、書いていこうと思っています)、気になる方はお気軽にお問い合わせください!
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