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冬の午後、「焼き林檎」をフライパンで -焼きたてをハフハフしながら召し上がれ-

とくに予定もなく、家で過ごす週末。息子に「なんか簡単なおやつでも作ろうか」と聞くと、だいたい答えは「アップルパイ」。甘酸っぱい林檎とクリームチーズ少々、シナモンシュガーをたっぷり効かせる。冷凍パイシートを使うから簡単、めちゃ美味しい。

でも、もっと簡単で美味しい冬のおやつといえば、焼き林檎だ。でもなぜか、今日の今日まで息子に作ったことがなかった。

昨日は土曜授業があったので、久しぶりに寝坊できた日曜日の高校生息子。遅〜く起きてきたところを狙って初めて作ってみたら、「うまっ!」と気に入ったらしい。よかった。

なぜ急に焼き林檎なのか、というと。

いつも「いろりの日」や「こども食堂」のお手伝いをしている渋谷区の施設『景丘の家』の12月のいろりおやつが焼き林檎だったのだ。トップの写真は、その告知用に景丘スタッフが撮影したもの(美味しそうすぎる)。

誰かと並んで作る料理ってひとりよりガゼン楽しい。
芯をくりぬいた後までかわいい林檎を見て、
「こんだけかわいいのが並ぶとなんか笑えてくるね」ってね。
くりぬいた後の小さな星型や花型は持ち帰らせていただき
うちの愛犬のおやつに転用🐾
かわいいかわいい。あぁかわいい。

バニラアイスのせる?のせない?

そんなこんなで、景丘の家「焼き林檎の日」。シナモンだけでも美味しそうだけど、バニラアイスの破壊力たるや。このビジュアルならすごい人数だろうなと思っていたけど、やっぱりたっくさんの人が集まってくれました。

でも意外だったのは、「アイスはのせないで」という小学生がけっこういたこと(大半は「アイスもっと!」だったけど)。アイスを添える人にはシナモンパウダーだけ振りかけて提供し、アイスなしの子にはシナモンとシュガーをパラッとしてあげた。「今まで食べた林檎の中で一番美味しい」の評価もいただいた★

さて、そんな怒涛の焼き林檎DAYを経た、平和な今朝。

うちの息子も「アイスはアイスだけで食べたい派」なので、おそらく要らないだろうなと思いつつ「バニラアイス添える?おいしいよ」と聞いたら、やはり「え、林檎だけがいい」と即答された。

そのほうが林檎の美味しさはダイレクトに味わえるから、正統派といえばそうなのかもしれないね。

というわけで、「わが家の定番焼き林檎」はアイスなし・シナモンシュガーたっぷり、に決定である。

ツヤツヤりんご🍎の長持ち保管法

レシピを以下にご紹介。 …っと、その前に、今回「いろり」で提供したり林檎は10月に寄付でいただいたもの。2ヶ月近く、フレッシュなまま、美味しい焼き林檎になる日を待ってくれていた。

右2列の「秋映」はその名の通り、秋(9〜10月)にしか収穫されない希少品種。
深紅の色合いがなんとも美しい(味も◎)。
このボルドー色は焼いても残ってるので焼き林檎にぴったり。
来年の秋、見かけたらぜひ買ってみて🍎

いただいたとき、「12月まで、もつかな」と心配で(ネットで調べると1〜2ヶ月は大丈夫、とあったけど)、保管中も何度か様子を見た。が、ご覧の通り。2ヶ月経ってもツヤッツヤ、いい香り! 多少熟れすぎてやわらかくなってる部分もあるにはあるけど、焼くので問題なし。

長持ちの方法は、1つずつキッチンペーパーで優しく包み、さらにジップロックでキュッと密閉して、野菜室に入れておくこと。汗をかいてペーパーが濡れてることがあったので、一度だけ新しいペーパーに交換した。

もしもたくさん林檎をもらって食べきれなかったり、安い日に買ったはいいけどなかなか食べるチャンスがなかったり、というときはぜひお試しあれ。

🍎

フライパン焼き林檎🍎のレシピ

1)林檎は上下を薄くカットし、残りを4等分する感じで輪切りにする。上下は皮が多いけど、これはこれでとても美味しい。

少しくらい茶色になってても問題なし

2)芯の部分をくりぬく。ペティナイフでやるより、クッキー型などで抜いた方がかわいいし、楽チン。

3)フライパンに並べ、水を少し加えて中までやわらかくなるように煮る。

ときどき裏返してね🍎

4)水分がなくなって中までやわらかくなったらバターを加え、焼いていく。※まだやわらかくないな〜と思ったら、再度水を足して煮る。

バターは風味付け+焼き色付け。
なので、バターを入れた後は焦げやすくなるよ!

5)何度か裏返しながら、こんがりするまで焼き上げる。

6)器に盛り、シナモンシュガーをふりかける。お好みでバニラアイスを添える。

りんごの甘酸っぱさがたまりません!

冬のおやつの定番に。
アッツアツの焼きたてを、ハフハフしながら召し上がれ🍎


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