私の履歴書 介護のお仕事編④-3
訪問介護KS
「サービス提供責任者」
入社してから…介護基礎研修に通わせてもらい
学ぶ機会に恵まれて…とても充実していた。
「勉強するってこんなに楽しかったっけ?」
学校の勉強は好きではなかったし
成績もそんなに良くはなかったわたしw
毎週通いレポートを出す日々は
それよりも楽しかった。
なんとか、研修も終わり
ようやく「サービス提供責任者」として
働く事になったのだが…
全く経験がない…
「かおりんは現場担当のサ責ってことで、あんまり気にしないでね。」
現場担当…
結局後から分かったのだが…
利用者の人数を増やすために
わたしに研修を受けてもらった…
と言う事だった…
まぁいいか、
やることは前とあまり変わらないし。
そんな気持ちで仕事をし続けた。
この事業所の思惑は…
事業を拡大していく事。
それだけは「管理者」が話している事で
分かった。
とにかく、利用者を増やして行く事だけには
貪欲だったと思う。
だいぶ仕事にも慣れて来たある日…
お昼休みに、仕事仲間のCちゃんと
近場でお昼を一緒に食べていた。
(実は社員には1台ずつ携帯電話が
渡されて…
その携帯電話は仕事が終わっても
自宅に持ち帰り…利用者からの
電話があったり緊急の時には
出なくてはならなかった。)
その昼休み中に私の携帯が鳴った…
管理者からだった。
電話に出ると…
管「かおりん、今、何中?」
今、何中?が彼の決まり文句と言うか…
パソコンに向かって書類を作っていても
今、何中?と聞いてくる。
(見れば分かるだろう…)といつも心の中で思いながら「今、○○中です。」と答えていた。
まさかの、昼休みにも「何中?」が来るとは…
正直怖かった…
「今、Cちゃんと○○でお昼を食べてますけど。」
当たり前の様に答えた瞬間…
管「あのさー、社長が昼メシも取らないで外営業してるのに、良く昼休みとか取れるよねぇ。次の現場までの時間があるならさー、営業の1つでも行って来いよ。」
元飲食業の管理者…キレるとヤンキーなのか?
と耳を疑う程の口汚さなのだった。
少し前から、「今、何中?」攻撃にうんざりしていたわたし…
話しも通じなさそうなので…
「はい、これから、営業に行ってきます。すいません。」
携帯を閉じた…
Cちゃんに…
「昼メシなんか食ってないで、営業の1つでも行って来いよ。」
だって…と伝え、店を出た。
昼休みって…当たり前に1時間取って良いんじゃないの?なんで?
頭の中でずっとこの言葉が繰り返される。
入社してからだいぶ後の話なのだが…
パワハラ極まりなかったなと…
その時は、拘束時間もだいぶ増えて
1日朝7時~22時半までの日が週3回になっていた。
例のS宅の訪問回数も増えていた…
(介護のお仕事編④-2参照)
夜勤は無いけど…
拘束時間長過ぎだし
空いてる時間自宅にもどってはいけないと
強制されていた…
まだまだ地獄が続くのか…
それでも、自分の学びの為にもう少し頑張ろう。
そう思っていた。
今思うと…あの昼休み…反論していたら
どうなっていたんだろうな…
独裁的な「圧力」を感じていたから…
何も言わない方が良かったんだろうとは
思うけど…(^^;
違うある日…
「俺に口答えするなよ。」と言われたことがある。
それも、笑顔で…
笑いながら怒る竹中直人か…と…思ったほど。
その圧力が、たまらなく怖かった…
名前を呼ばれるのも怖かったし
顔を見るのも怖かった…
人を試すような話しぶり…
答えが違うと…キレる…笑いながら…
もう1つ「社会通念上○○」と良くこの言葉を使っていた。「正論」を吐いてるつもりだったのだろう。
その頃、わたしは…目眩と耳鳴り突然の動悸に襲われ始めていた。
介護のお仕事編 ④-4へ続く
※いきなりブラックな感じになりましたが…
取りあえず、最初の一年は大丈夫だったのです。
この管理者のお陰で…身体に変調が訪れたのは
間違いないですね。
今でもこの事業所は営業していますが…
この管理者が社長になり…ある国の「将軍様」の様になっていると言う話を聞いたもので…
書かずにはいられないと思った次第です。
人って…権力を手に入れてしまうと…
変わってしまうものなんですね。
最後までお読み下さり感謝です♡
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