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【読書日記】自分のアタマで考えよう 著ちきりん
コンプレックスのひとつに
思考が浅く、
論理的に物事を考察して、
自分の考えを伝える事が苦手
が、あります。
育休中、普段の生活では出会えないワーママの方々と知り合う機会があり、みんなの視野の広さや、思考の深さ、論じる姿が素晴らしく、眩しかった。
私も苦手だといってこのままでは居たくないなぁ‥と思い、選んだ本が
「自分のアタマで考えよう 著ちきりん」
もともと、Twitterでフォローをしていて、ちきりんさんの文章は「12歳の時の私」に知って欲しい事をつぶやかれているので、文面がとてもシンプルで分かりやすく書かれています。
そして、こちらの本も例題などが身近な例えで説明され、その後、仕事の場面等では?といった形で説明が進みます。読んでいる中で、自分の行動の何が足りないか、何を工夫したらいいのか?といった事が伝わってくる本でした。
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仕事をしていた頃を思い出して、グサグサと刺さったことは
・情報を収集する前に、意思決定のプロセスを最初に決めてから議論する
・作業は、思考している時間ではない
・作業をする前に、整理された情報で何が分かると言えるのか?を
決めてから取りかかる
これ、全然出来てない自分…。
手を動かしながら、整理していたから時間だけかかった割には、出来上がりが『?』となったり、
会議も話がまとまらず、時間がただ過ぎてく‥ということが多かった。
特に、過去の会議での、あの時や、あの時や…と当時のグルグルとしていた事が思い出され、ため息。
もっと、早くにこの本を読んでいれば、あの無駄な時間を過ごさなくても良かったのかも…と反省。
育休復帰後は、時短で働く予定なので、その上でもこの本を今の時点で読むことが、短時間勤務でも重要になってくる。
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自分の特性を知りたくて、以前ストレングスファインダーを試しました。
その結果でも、「分析思考」や「戦略性」が低く、「やっぱりね…」と、とても納得の結果。
そもそも、分析の手法やどの様に考えるべきことなのかがよく分からなかいでいた。
研修を受けても、自分のアタマが整理されずぐちゃぐちゃ。
それが、この本を読むことで自分が知りたかった考え方のポイントがまとめられていた。
・要素を取り出し、自分の思考に偏りないか?要素の組み合わせで何が言えるか?
・分析は、「縦と横」を比較する。
縦:時系列比較。歴史的観点で物事を見る
横:他者比較(強豪比較)。国際的な視点で見る
・プロセスに分解して比較
・判断基準はシンプルに(2×2マトリックス)
・レベルを揃えて話す
・与えられたフィルターを鵜呑みにせず、独自のフィルターを見出す事
(権威ある機関からのデータだとしても、鵜呑みにせず本当なのか?と疑いの目を)
これをひよっ子の私が全てを実践に直ぐに盛り込むのは難しい。
でも、知ったことで、意識しやすくはなっているはず。ちきりんさんも、身近な事でコツコツと積み上げて行くことで、思考する力は付いていくものだと。
だいぶ大人な自分だけど。
今まで、スルーしてきた思考に意識を向けて、自分なりの分析をすることを蓄積していこう。と、思える本だった。読んで良かった。