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【詩】虹は僕を嘲笑う

虹を分解したら何万色あるのだろう。あんなにも沢山の輝きがあるのに、油性絵具の居場所は無い。

透き通った存在に憧れ
自分を変えて、重ねて、彩って
何色に成ろうとも光は放てない

透き通った存在を妬み
道連れに塗り潰そうにも
眼前にある光は触れない

透き通った存在を恐れ
眼を瞑って忘れようにも
眩さからは逃れられない

虹は僕を嘲笑う

ようやく雨が去った頃に



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