映画「ケアニン2」と一日
映画「ケアニン」の続編が3年ぶりに4/3より全国公開!
早速観に行ってきた。
映画の正式名称は「ケアニン〜こころに咲く花」。
介護福祉士の事を「ケアニン」と呼んでいる。
前作では、小規模施設で働き始めた主人公が仕事を通じて認知症を知り、成長していく姿が描かれる。
今回の次作では、さらに経験を積もうと特別養護老人ホームに転職したところからスタート。
小規模施設とは違い、事故のないよう、人として向き合うより効率を優先する環境に戸惑いながらも、担当した老夫婦の愛情から、
「人は認知症になっても感情は分かる」のだと気づき、夫婦二人の約束を叶えようと奮闘しながら、自身も成長していくストーリー。
戸塚純貴主演。
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これを書いてある私自身も、娘の立場として認知症が身近なものになりつつある。
数年前から、70代の父が認知症に。
まだ軽く、時々訪ねる時には比較的しっかりしている事も多いのだが、母と二人でいる時は、五分ごとに同じ事を何度も聞くらしい。
父よりまだ若い団塊世代の母は、まだまだ人生これからと、やりたい事も楽しみたい事もいっぱいの時。
父の事より、ストレスを溜める母が心配で、私も時々顔を出すようだ。
一方、夫の方の両親もお義母さんの方が痴呆症だ。
こちらは、90才のお義父さんが89才のお義母さんを見ている。
80才過ぎまでは洋裁の先生として活躍し、嫁の私から見れば厳格で怖い方だったが、今はすっかり可愛いおばあちゃんになった。
お義母さんはもう、私が誰なのかは分からない。
それでも先日、お義母さんが骨折して入院し、お見舞いに行った時に
「妻です」
と挨拶すると、息子が結婚して嫁がいる事を初めて知り、喜んだ様な顔をしてくれた。
元気だった頃は、なかなか嫁として認めてくれない様子だったのに、痴呆症になって私が誰か分からなくなってから喜んでくれるなんて、複雑な気もしたけれど、やはり嬉しかった。
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今回の映画で、主人公が担当する老夫婦は、夫の両親とかぶって見てしまった。
頑固そうなお義父さんは、それは根気よくお義母さんの面倒をみるのだ。
お義母さんの方も、そもそも元気な時もお義父さんにだけは、甘え頼りにするようなところがあった。
夫婦の愛情深さに、感動すらしてしまう様だ。
映画の中の痴呆症役の方が大変品が良く綺麗な方なのだけど、
お義母さんも、すっかり何も分からなくなってしまっても、車椅子の上でシャンと背筋を伸ばし礼儀正しい。
映画を観ながら、色々思いがかぶり、泣きっぱなしになってしまったほど、ハートフルな映画だった。
おまけに、介護福祉士って、良い仕事かもしれないと思わされる様な映画。
きっと現場はもっと大変で…だけど映画を見ると、働いている人達も、みるとか元気が出てくるのではないかな。
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映画の主題歌は前作に続き、香川裕光さん。
実はたまたま、香川さんとは家の近所のカフェで出会った事もあって、デビュー前から応援している。
映画の主題歌を担当するなんて素敵だ。
活躍を嬉しく思ってしまう。
主題歌の単独では動画が見つからなかったので、最近のライブ配信動画で紹介。
ケアニン体操というのもある様だ。
こちらも歌は香川裕光さん。
そういえば、映画の中にもちょい役で俳優出演している。
もし観られる事があれば、それもお楽しみに。
コロナ話題で世の中、不安が日々高まるようだけど〜
そんな時も、心身の健康を保つことは大事だと思う。
踊ってみようかな。
全国の劇場など、公式サイトはこちら。
外出も今は自粛モードで、大っぴらに勧めてはいけないかもだけど…
たいていの映画館は、席の間隔を開けたりと、気を使いながら開いているはず。
私が訪ねた時は正直、映画館の中はガラガラで…映画館に行くよりスーパーに行く方が人が多くて心配な位だ。
もし許されるならマスクをして万全で〜
せっかくの良い映画を観に行ってほしい。
映画制作にかけられた、沢山の費用と人の思いを、無駄にせず繋いでくれたらと願ってしまう。
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映画の後、友人に連絡し、一緒に台湾料理の店「黄さんの家」へ。
ラーメンも日本のラーメンとひと味違い美味しく、中華丼も「こういうのが食べたかった!」と思う様な優しい味だった。
コロナの影響で不安も高まる中だけど〜
美味しいものを美味しいと思うこと、感動すること、バーチャルでない事をすること、自然に触れること…
そういうのは、心身の健康を保つのに大事だと思う。
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