【試し読み】待望のラグビー戦術本『これまでになかった ラグビー戦術の教科書』から①
3月30日から順次書店に並び始める、『これまでになかった ラグビー戦術の教科書』(井上正幸著)。今回は、発売を記念しまして”はじめに”を先行公開いたします。みなさま発売をお楽しみに!!
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『これまでになかった ラグビー戦術の教科書』
著 井上正幸
ページ数 272
判型 四六判
本体価格 1700円
出版社 カンゼン
発売日 2020年3月30日
はじめに
この度は『これまでになかったラグビー戦術の教科書』を手にとっていただき誠にありがとうございます。
僕がラグビーの戦術に興味を抱いたのは、ある人物との出会いがきっかけでした。
その方は、現在慶応義塾高等学校でスポットでコーチングをされている谷田信太郎さんです。
2008年、ニュージーランドでコーチング留学されていた谷田さんが帰国した時に縁あって出会い、その際ラグビーの構造から、今では当たり前となっている戦術の「ポッド」、さらにはスキルに至るまですべてを教えていただき、大きな衝撃を受けました。
こうしたラグビーの構造や戦術を少しでも伝えたいとの思いから、TwitterやブログといったSNSやセミナーを通じて発信してきました。
本来ラグビーの戦術は、構造から説明すればどなたにでも理解してもらえるにも関わらず、コーチや経験者でないと分からないと思われているところがあり、一度きちんと理論を体系化したいという想いがありました。
また2019 年ワールドカップで日本代表が大躍進した理由として、ハードワークはもちろんのこと、世界一といっても過言ではない「戦術を使った駆け引き」がありました。
国内には、こうした「戦術を使った駆け引き」の存在が明らかにされておらず、ラグビーの情緒的価値のみに焦点が当たることがしばしば見受けられます。 決してそれらを否定しようとは思いませんし、僕自身その価値に誇りを感じていますが、ラグビーの持つ面白さはそれだけではありません。
ラグビーの構造や戦術、日本代表の戦略や戦術を私の解釈を通して伝えることで、ラグビーの戦術的な文化を築くきっかけの一つとなれば幸いです。
今回、執筆にあたり出版社カンゼンの滝川昂様には多大なるご協力をいただきました。この場をお借りして厚く御礼申し上げます。
著者プロフィール
井上正幸(いのうえ・まさゆき)
オーストラリアラグビーコーチング資格レベル2保持。大東市立住道中学校でラグビーを始め、大阪府立大東高校を経て大阪体育大学に入学しラグビー部に在籍。大学卒業後、整形外科のインプラントを販売する会社「オルソテック(株)」に勤務する傍ら、2008年から兵庫医科大学でコーチを始め、09年西日本医科学生総合大会4位、11年関西医歯薬学生ラグビーフットボールリーグ2位、12年同大会3位、13年同大会2位の成績を収める。14年に京都成章高校スポットコーチとして、全国高校ラグビー大会4位、15年同大会8位、16年大阪体育大学スポットコーチとして、関西大学ラグビーBリーグ優勝、17年ヘッドコーチとして同リーグで優勝。入れ替え戦にも勝利してAリーグへ昇格させた(2019年に退任)。著書に『ラグビー3カ月でうまくなる基本スキル』(学研)がある。
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シリーズ第2弾が発売決定!!
試し読み②第1章「ラグビーの戦術とはなにか?」
試し読み③第1章「ラグビーの戦術とはなにか?」
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