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ローカルコワーキングもかくあるべし:今日のアウトテイク#224(2024-06-29)

<アウトテイク>
・SNSに投稿する前の推敲(もしくは配慮)なしのメモ、殴り書き
・ブログ記事として仕上げる前の思索の断片、または下書き
・一部、筆が乗ってきて文字数多いのもあり〼
・たまに過去に書いたネタを展開する場合も
・コワーキング関連のネタが多め
・要するに「伊藤の現在地点」

※コワーキングもフラッと立ち寄れるところ。


#今日のBGM

#今日のコトバ

"人生に意味があるとすれば、苦しみにも意味があるはずだ。"
(ヴィクトール・フランクル)

“If there is meaning in life at all, then there must be meaning in suffering.” ― Viktor Frankl #philosophicalthoughts

Posted by Philosophical Thoughts on Thursday, June 27, 2024

#学校にガッツリ食い込んでるPayPay

なんと、学園祭でもPayPayが利用できるようになったんですと。

というか、2023年からは、「以前から導入していた全国の私立学校や大学に加え、サービス提供の対象を公立学校(小学校、中学校、高等学校)にも拡大」してたらしい。シラナカッタ。

で、今回、「公立学校の学園祭、部活動費、給食費などを含む校内における購買費などでもPayPayの導入が可能」となった、と。若年層のキャッシュレス度に鑑みれば成る可くして成ったという感じ。にしても、スゴイ進化。

うちも最近はPayPayをはじめとしたキャッシュレスを導入してるが、この記事にもあるように「お釣りの用意が不要」「支払い間違いも少ない」「決済が早く便利」で、とても楽ちんだ。

ただ、聞くところによるとインボイス制度の下、領収書は発行しないといけいないらしく、一応、いちいち他の決済アプリからプリンターに送信して発行している。

「2024年6月時点では、PTA、OB/OG会、サークルや実行委員会との契約は不可」とあるけれど、それも時間の問題でしょうね。

#ローカルコワーキングもかくあるべし

先日、紹介した広島県の山間過疎地の本屋さんを経営する佐藤さんの本を一気読み。これは染みました。ローカルコワーキングに通じるので紹介しておく。

日本中で書店が消えていくという話は何度か(も)書いてるが、「町の人たちがなんでも相談に来る本屋」として信頼される、愛されるようになるまでに、どんな経緯、葛藤、工夫、そして出会いがあったのか、スタッフとなった不登校の人たちが自信を持っていくとともに、著者が成長、というかある種、悟っていく姿が実に清々しい。

いや、もちろん実際にはいろいろゴジャゴジャしたことがあったはず。特に人間関係では相当苦労されたと思うけれども、それがあったればこそ困難も乗り越えられた、ということだと思う。

ちょっとだけ、ビビビときたところを引用しておく。

たらいの中の水を自分のもとにかき集めようとしても、水は集まらない。そればかりか、水はどんどん逃げていってしまう。けれど逆に、自分とは反対のほうに水を押し出すと、水は自分のもとへ戻ってくる。

お父さんに教えられたことらしいが、自分の幸せばかりを追い求めるのではなく、まず最初に相手の方に差し出すこと、それが結局自分に返ってくる、という話。あー、ハゲしくうなずきすぎて首がもげそう。

地域からはいろんな専門店が姿を消していく。しかし、住民はそれでは困る。そこで、その代わりを本屋が始めることで、新たなサービスを提供できる。そこで、著者はこう言う。

ポイントは、おそらく「コミュニティーの核」というところだろう。

大型ショッピングセンターが乱立し、本も食べ物もお水でさえもインターネットで購入できる社会になってから、町には困っている人が増えたように感じる。

若者たちにとっては、すべて便利になっているのかもしれない。けれど、長時間の運転に自信がなく、パソコンもスマートフォンもつかえない人たちにとっては、世の中は日に日に不便になっているように思う。

その意味でいえば、東城のような田舎では、本屋の最大のライバルはコンビニエンスストアになるのかもしれない。

どちらも、店として大きすぎず、なんの用事がなくてもフラッと立ち寄ることができる。
地域におけるほっとする場所。あるいは、とまり木。

ここ、ローカルコワーキングに読み替えても通用する、非常に重要なことを言ってます。

コワーキングもコミュニティに他ならない。人と人がつながる仕組みであり、つながることで、協働することでいろんなことを可能にする。例によって貼っておく。

そして、そのコミュニティを組成する人たちが、誰であり、どんな課題を抱えているかを特定できているところ。←ここ大事。不特定多数ではコミュニティにならない。ちゃんとプロファイルできている。このへんは本文を読むと判るが、一朝一夕にそうなったわけではなく、相応の時間がかかっている。この展開も勉強になる。

もうひとつ、コンビニのことはさておき(いや、コワーキングを併設するコンビニもあることはあるが)、「地域におけるほっとする場所」というのは言いえて妙だ。

コワーキングのことを作業場と思い込んでる人がいるが、もちろん作業もするが、自分の目的を実現したりや課題を解決したりしたい人が利用する、そこに誰かが関わる、そうしてコトが前に進んでいく。コワーキングはそれをサポートする。そういうところだ。

で、その目的や課題はなにも仕事に限らない。これも例によって貼っておく。

ここに挙げられるさまざまなテーマがコワーカーのテーマであり、そのコワーキングのテーマでもある。

で、それは誰でもがフラっときていい「地域におけるほっとする場所」なのだ。

結局、この書店は、文具や化粧品も扱っていたが、住民の要請によって年賀状の印刷をはじめ、コインランドリーもはじめ、ついにパン工房まではじめてしまった、と思ってたら、自前で外国に向けて出版までやることになる。この展開が、住民とのコミュニティの中で進行していく。スバラシイ。

で、ここでもやっぱり「人」だった。

あんまり書くとネタバレになるからこの辺にしておくが、これ、ローカルコワーキングもかくあるべし、と読めるので、一読をオススメします。

ということで、今日はこのへんで。


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「Beyond the Coworking 〜移働の時代〜」では、これからのコワーキングとその周辺に…

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