横浜の桜を味わい尽くす!「横浜一日全力お花見」紀行
こんにちは、寒桜です
この記事では、昨年から個人的に始めた「横浜一日全力お花見」について紹介します
観光客で賑わう代表的な名所から、郊外の隠れスポットまでたくさんの桜を見てきたので、ぜひ皆さんもお花見の参考にしてみてください🌸
横浜と「桜」
大都市のイメージが強い横浜市ですが、約2700の公園をはじめ市民の森や街路樹、緑道が遍在しており、緑豊かな街でもあります
その中で桜の名所も市内各地に存在し、特に桜を区の花に制定している南区と戸塚区は、河川敷に見事な桜並木が咲き誇り、市民や観光客に長く愛されています
また、横浜には1972年に港北区で作られた「ヨコハマヒザクラ」という品種があります
濃いピンク色の花が特徴で、とても華やかな印象です
3月上旬に咲く早咲きから4月に入って咲き始める遅咲きまであるため、長期間花見を楽しめるのも特徴です!
戸塚区住みの私は近所の公園やマンションの緑地で多くの桜に親しんでおり、桜は一番好きな花です🌸
そこで昨年の春、「横浜の桜の名所を1日かけて楽しみたい!」と思い立ち、本企画を始めました
ここからは、昨年3月の第1回横浜一日全力お花見の記録を紹介します
第1回横浜一日全力お花見
行程
2023年3月27日
🌸品濃中央公園→東戸塚駅🚃瀬谷駅→🌸海軍道路→🌸環状4号線→十日市場駅🚃桜木町駅→🌸汽車道→🍽ポートテラスカフェ→🌸山下公園→🌸港の見える丘公園→🌸掃部山公園→🌸大岡川→上大岡駅🚃舞岡駅→🌸舞岡公園→🌸柏尾川→戸塚駅🚃上大岡駅→🌸夜の大岡川
名所① 品濃中央公園(戸塚区)
東戸塚駅の東側、西武のすぐ脇にある公園
道路沿いにソメイヨシノが並んでおり、近隣住民が集まる人気のお花見スポットです
公園の外ですが、道路の反対側には八重桜の並木があり、ソメイヨシノの後もお花見を楽しめます
名所② 海軍道路(瀬谷区)
東戸塚駅から瀬谷駅まで乗車し、環状4号線に沿って北上すると、やがて規格外の大きさの桜が現れます
消防署のある交差点を通過すると、ついに道の両側に林立する巨大な桜並木が登場
天を衝くほどの桜が空を覆い尽くす光景は圧倒的!
この日初めて訪れましたが、心の底から感動しました
桜並木がある一帯は「上瀬谷通信施設跡地」で、2015年までアメリカ海軍の基地でした
「海軍道路」の呼称はこれが由来です
返還後しばらく空地でしたが、2027年国際園芸博覧会の開催が決定し、敷地の開発が進んでいます
これに伴い、海軍道路も片側1車線→2車線に拡張される計画で、桜並木は一度伐採されて再生されるそうです
昭和50年頃に植樹された桜は老朽化が激しく、開発前から毎年伐採されていました
現在の光景がもうすぐ見られなくなるのは寂しいですが、生まれ変わった桜並木も人々に愛される名所となることを願って止みません
名所③ 環状4号線(緑区)
海軍道路を抜けた先、八王子街道を横断すると再び桜並木が現れます
瀬谷区から緑区に入ってからも十日市場にかけて桜並木が延々と続いており、環状4号線を彩っていました
名所④ 汽車道(中区)
十日市場駅から桜木町駅まで乗車し、海沿いの汽車道へ
かつての臨港線を整備した遊歩道で、レールや橋梁などが現役時代を偲ばせる観光スポット
桜の時期にはみなとみらいの街並みとの組み合わせが楽しめます
ランチ@ポートテラスカフェ(中区)
汽車道から新港に渡り、ワールドポーターズの隣にあるJICA横浜へ
実はここの3階には、世界各国の料理を味わえるレストラン「ポートテラスカフェ」があります
メニューは週替わりで、タイカレーやフォーなどの有名な料理から、あまり馴染みのない国のソウルフードなど、あらゆる料理を楽しめます
700円前後のリーズナブルな価格も嬉しい!
メニューはInstagramで公開しているので、要チェック↓
この日は豆とソーセージを煮込んだブラジル料理「フェジョアーダ」を戴きました
「ポートテラス」の名称のとおり、港を眺められる屋外のテラス席もあります
海沿いのため風が心地よく、料理とともに赤レンガ倉庫・大さん橋・マリンタワーなど港町を一望する絶景を楽しめます!
名所⑤ 山下公園(中区)
新港から海沿いを進み、山下公園へ
まず訪れた西側では、「ガーデンネックレス横浜」の一環で、カラフルな「球根ミックス花壇」が見頃を迎えていました
そして東側の階段を登った先には、広場の周りにソメイヨシノが咲いていました
名所⑥ 港の見える丘公園(中区)
山下公園から歩道橋を渡り、港の見える丘公園へ
山手の丘の上にあり、その名の通り海を望む展望台や、異国情緒あふれる庭園が魅力の公園です
庭園を抜けた先、春の草花に囲まれた見事な一本桜がありました!
さらに海沿いには、桜とベイブリッジの組み合わせを楽しめるビュースポットもあります
名所⑦ 掃部山公園(西区)
西にしばらく進み、掃部山(かもんやま)公園へ
公園全体が小高い丘で、横浜開港に貢献した井伊直弼公の立像があります
敷地全体に約200本のソメイヨシノが植えられ、見晴らしが良いことから、西区を代表するお花見スポットです
名所⑧ 大岡川(南区)
いよいよ横浜を代表する桜の名所・大岡川プロムナードへ
桜木町から上大岡まで、約5kmにわたって700本の桜が並んでおり、満開時の見応えは抜群です
プロムナードの中心に位置する南区は「さくらのまち」としてPRを行っています
区の花を桜に制定し、2003年には桜の花びらがモチーフの公式マスコット「みなっち」が誕生
蒔田公園では毎年桜まつりを開催しています
蒔田公園を過ぎた先には屋台が並んでいました!
感染症流行の影響が明けて4年ぶりの復活となり、とても活気にあふれていました
名所⑨ 舞岡公園(戸塚区)
大岡川プロムナードを渡りきった先、上大岡駅からブルーラインで舞岡駅へ
地上に出た途端、横浜のイメージとはかけ離れたのどかな景色が広がります
しばらく南下すると、里山の原風景を残す大きな自然公園、舞岡公園に入ります
敷地内の各地にヤマザクラやソメイヨシノが咲いていて、自然散策を楽しみながらお花見ができました
そしてソメイヨシノが集まる丘に登ると、ちょうど夕陽が差してとても美しい景色になりました!
ここで休憩も兼ねて、お菓子を食べながら日没まで眺めていました
名所⑩ 柏尾川(戸塚区)
舞岡公園を後にして、柏尾川へ
柏尾川沿いにも約350本の桜が並んでおり、戸塚桜まつりが毎年開催されています
柏尾川の桜の歴史はなんと、江戸時代末期から続いているそうです
到着時にはすっかり空が暗くなり、ぼんぼりに照らされた夜桜を楽しめました!
こちらにも屋台が並び、幅広い世代の方々で賑わっています
名所⑪ 夜の大岡川(南区)
戸塚駅からブルーラインで上大岡駅に戻り、本日のクライマックス・夜の大岡川へ
ライトアップされた桜が夜空に浮かぶ、とても幻想的な光景に変わっていました
屋台も夜を迎えて大盛況を見せており、私も五平餅をいただきました!
プロムナードの終点まで花見客でいっぱいで、コロナ禍を乗り越えた賑わいの復活を強く実感しました
終点から桜木町駅まで歩き、帰りの電車に乗車
第1回横浜一日全力お花見、これにて閉幕 お疲れ様でした!
まとめ
第1回横浜一日全力お花見では、6区10箇所のお花見スポットを巡りました
ルートの地図と、行程を1枚にまとめた資料を示します
所要14時間、移動距離100km(徒歩・電車各50km) 歩数はそれまでの自己最高を大幅に上回る6万歩に達しました
自身初の長距離歩き企画で、体力の管理や行先の選択など難しい点もありましたが、それを遥かに上回るほど楽しく充実した1日でした!
「桜」を通して人気観光地から郊外まで様々な地域を訪れて、魅力に触れることで、地元横浜への愛着が一層深まったと思います
翌年以降も新たな桜の名所を求めて、「横浜一日全力お花見」を続けたいですね
※2024年の第2回全力お花見の内容は、後日別の記事で紹介します
非常に長い記事になりましたが、最後までご覧下さり本当にありがとうございました🙏
皆さんもぜひ、地元のお花見巡りを楽しんでみてください!🌸