あしなが育英会に募金をして、なりたかった自分に気付いた話
先に断っておくと、別に深い話じゃないです。
新型コロナであしなが育英会が緊急援助を行うニュースを読んで
先日、あしなが育英会のニュースが流れてきました。
新型コロナの影響で経済的に困窮している学生に、10億円の緊急援助を行うというニュースです。
「私はどんな事があっても、今進学に困っている遺児たちを諦めさせるようなことなく、頑張っていく。ちゃんと行かせる自信があるので安心して、勉強なりお母さんの手伝いなり、やって下さい。私は長年の経験で必ずきみたちを守るから」(あしなが育英会 玉井義臣 会長)
本当に、心の底から、子どもたちがほしい言葉を、その言葉を伝えるべき人の口から伝えられたんだなという安堵で、涙が出ました。ニュース読んで泣くのは自分でも予想外でびっくりしました。
それでサイトを見て、500円から寄付できるし、活動報告も送ってもらえるなら雑誌買うようなものかと思って、寄付することにしました。
(寄付は下記ページからできます。クレカで1回500円から寄付OK。『Yahoo!ネット募金』や『softbankつながる募金』を利用すれば、Tポイント1ポイントからでも寄付OKです)
「子どもたちへのメッセージ」で浮かんだ言葉
そのページで、「子どもたちへのメッセージ」という項目がありました。本当にただの通りすがりの人間が街頭でたまたま見かけたから募金する程度の軽さでやってきてしまったので面食らいましたが、せっかくだし何か書こうとポチポチ入力して、
「私はあなただったかもしれないから」
自分で入力した文章に「ああ、だからか」と、泣いた理由にようやく気付きました。
突然の私事ですが、昨年父が亡くなりました。ガンです。
念のために書くと、あしなが育英会の子どもたちのような困窮はしていません。私は既に成人していますし、父は当面やりくりできる程度のものは遺していってくれていました。それでも、大きなくくりで言えば、私も遺児ということになります。
私は、私の中にある『父の子どもとしての私』に、大丈夫だと言ってあげたかった。『私』を救うために、寄付を行いました。
『私』を救える人間になりたかった
羽海野チカ先生の描かれる漫画『3月のライオン』の5巻に、こういう言葉が出て来ます。
「不思議だ ひとは こんなにも時が 過ぎた後で 全く 違う方向から 嵐のように 救われる事がある」(桐山零)
私は玉井会長の「必ずきみたちを守る」という言葉に思いがけず救われました。
そうやって、『私』や、誰かに「大丈夫だよ」と言ってやれるような、そういう大人になりたかったことに、ようやく気付きました。
何だか深い話のようですが、結局のところ「立派な大人」になりたかった、というだけの話です。『私』を救える人間というのは、私にとってはそういう人間のことです。
「大丈夫」と言って、説得力のある、そういう大人を目の当たりにして、そうあれなかったこと、そうなりたかった自分がいたことに、ようやく気付いた。ただそれだけのお話です。
そんなことより寄付しようぜ!
まあ、結局やっていることは、ただの通りすがりの寄付です。
今の私にできることはそれぐらい……そういえばそんな企画していましたね。
政府から10万円支給されるそうですが、使い道のない方は寄付に使ってみてはどうでしょう。
あしなが育英会への寄付は、
・クレカで1回500円から寄付OK
・『Yahoo!ネット募金』や『softbankつながる募金』を利用すれば、Tポイント1ポイントからでも寄付OK
・一回かぎりでも、継続でも大丈夫!
・一回限りでも活動報告がもらえる!
・継続寄付なら隔月発刊の機関紙、さらに年に一度のペースで子どもたちからハガキがもらえる!
みんなも「あしながさん」になろうぜ!