生活習慣病学 疫学
疾病予防
一次予防:健康促進、疾病予防→健康教育、栄養指導など
特殊予防→予防接種など
二次予防:早期発見、早期治療→健康診断、人間ドックなど
適切な治療と合併症対策→服薬指導、減塩指導など
三次予防:機能障害防止→人工透析など
リハビリ→理学・作業療法、発語訓練など
疾病に対するアプローチ
ポピュレーションアプローチ:集団全体に一様に健康教育を行うことで集団全体における将来の疾病を抑制する
ハイリスクアプローチ:集団内のハイリスク群を早期発見、早期治療し、集中的に健康教育を行うことでハイリスク群の疾病を予防する
主な死因別死亡数割合
多い順に悪性新生物、心疾患、老衰、脳血管疾患、肺炎
(平成30年度統計)
悪性新生物は男では65~69歳
女では55~59歳がピーク
悪性新生物内では
男性で多い順に 肺、胃、大腸
女性で多い順に 大腸、肺、膵
疫学研究の種類
横断研究
ある時点における研究
罹患率:一定期間内に新たに発生した疾病の頻度
有病率:ある一時点での疾病の頻度
症例対照研究
すでに罹患している患者群と罹患していない患者群を比較して発症因子を明らかにする研究
(時間軸的に)後ろ向き研究である
まれな疾患向き
また費用・労力共に少ない
オッズ比:相対危険度の近似値
コホート研究
集団を長期にわたり追跡観察し疾病の発症や死亡に関連する因子を明らかにする研究
前向き研究である
相対危険度:特定要因が疾病に作用する大きさ 因果関係を示す
寄与危険度:特定要因が集団へ与える負荷の大きさ
集団寄与危険度割合:集団全体の死亡者の中でその要因が原因となった割合
寄与危険度割合:要因があって死亡した人の中で、その要因が原因となった割合
こうした危険度割合が高いということはその要因を取り除けば罹患を大きく減らせることを意味する
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