脳神経外科学 脳外科領域リハビリ
外傷性脳損傷
①脳挫傷:外力による脳実質損傷
②びまん性軸索損傷:脳幹上部や脳梁に剪断力働き軸索断裂
③外傷性クモ膜下出血
④硬膜下血腫
参考
クモ膜下出血は脳動脈瘤性が最多
部位により症状も変わる
前大脳動脈、前交通動脈瘤→前頭葉機能
障害の特徴
高次脳機能障害
失語・失認・失行のほか記憶障害、注意障害、遂行機能障害、社会的行動障害など
①記憶障害
物の置き場所を忘れる、新しいことを覚えられない、話を作る(作話)
(作話はKorsakoff症候群に特徴的)
評価法
全般記憶:ウェクスラー記憶検査
日常記憶:リバーミード行動記憶検査
②注意障害
落ち着きがない、物を探せない、同時に作業できないなど
評価法
trail making test
③遂行機能障害
目的を持った一連の活動を効果的に成し遂げるために必要な機能の障害
計画が立てられない、優先順位がつけられないなど
評価法
BADS
④社会的行動障害
興奮する、暴力をふるう、自己中心的など
対人関係に問題生じる
高次機能障害全般的評価
MMSE
長谷川式簡易知能評価スケール
ウェクスラー成人知能検査(WAIS)→IQ算出
前頭葉機能評価(FAB)
外傷性脳損傷の予後:回復には時間を要する
脳腫瘍リハビリテーション
①神経膠腫
摘出術後化学療法と放射線療法実施
副作用に注意しながら日常生活動作、神経症状リハビリを行う
②中枢神経系原性悪性リンパ腫
メトトレキサート化学療法適応
全脳照射併用する場合、遅発性白質脳症によるリハビリ阻害が起きうる
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