自分で勝手に壁をつくっているだけなのかも【適応障害】
こんにちは。
いつの間にか気温も上がっていよいよ春の入り口に立つ。相変わらず鼻水は前兆もなく垂れてくる。まるで、蛇口の壊れた水道のように。
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前回、会社と連絡をとってから1週間が経つ。
「元気になるまでゆっくりしてください」と今までとは違う会社の対応に驚いた。あれ?今までめっちゃ焦らしてきてたやん、と。
思い出せば昔のように感じるが、ほんの少し前。
休み始めて初回の連絡の時に(おそらく)元気な自分を演じてしまったのがきっかけで、2週間おきに戻って来れるかの確認があった。(このときは、まだ働いているときの緊張感が残っており、心を殺しながら元気な演技をすることは簡単にできた)
以降、連絡を受けるたびに号泣。「戻れない」と答える作業が苦しかった。働くこともできないそんな自分が不甲斐なく、しかし戻ってまた息ができなくなることも耐えられない。右にも左にも、前にも後ろにも進むことができない。「あなたのキャリアのために」と私に寄り添っているような言葉を並べるが、私のためにはならない提案ばかりだった。
そして、私は会社と連絡をとることが容易にできなくなった。
(実際はそんなことはなかったんだけれども)
何か言われるのではないか、休んでいるのに元気でいてはいけないのではないか、うまく話せないかもしれない、また同じことの繰り返しになってしまう…と、頭の中では不安が大きな壁を作り、手足はがくがくと震えていた。
今は「まあ、あの時に比べれば多少元気になったよな〜」と感じる。
食事をちゃんと摂取できるようになったこと、寝ている時に悪夢をみなくなったこと、夜寝てから朝まで寝れるようになったこと、毎日泣かなくなったこと。
できるようになったことは増えた。
明らかに身体的には健康になった。
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会社の対応がなぜこんなにも一変したのだろうか。
一つの要因として、所長が変わったことがあげられる。私もよく知っているお世話になった方である。人間的にも尊敬できる非常におおらかな方だ。
この知らせを聞いたとき「本当に?」と疑う気持ちもあったが、内心とても嬉しく思った。会社に残ることも視野に入れても大丈夫なのではないかと、わずかに安心した感情を抱いた。(かといってそれだけの理由で戻ると判断するのは安直であるが)
一味違うスパイスも少々加わり、私は以前より心穏やかに過ごすことができている。