”正確性”という言葉の意味について考察:私、ごぼうの場合

こんにちは!
本日は、私が会社でひたすら「正確性を高めよう」と指導されていたことから、”正確性”という言葉の意味について、私の場合は一体なにを求められていたかということについて、考察したいと思う。

なぜ”正確性”という言葉の意味について考察しようと考えたかというと、私は、上司との面談にて”正確性”というキーワードが頻繁に登場していたことから、”正確性”という言葉に囚われてしまった。初登場してから約1年半、その言葉にひどく苦しめられることになる。
その結果、私は適応障害と診断され、現在休職3ヶ月目に突入した。

初めて”正確性”という言葉を聞いた時は、意味がわからなかった。そして、辞書を引いた。中学生の頃から愛用している電子辞書の電池を入れ替え、”せいかくせい”と入力した。
まず、デジタル大辞泉。でてこない。次に、例解新国語辞典。でてこない。インターネットでも検索してみよう。goo辞書。でてこない。Weblio 辞書でやっとでてきた。

正確性
人口統計の正確性 1は、他の要因もあるが、単位となる個人、集団、または事象の計数値の完全性 2に依存することが考えられる。脱落 3や調査漏れ 3は、過少推計 4をもたらしやすい。一方、重複調査 5は、過大推計 6を招きやすい。誤りのもう一つの原因の中には、年齢のような属性の申告ミス 7や分類ミス 8も含まれる。このような不正確性は、時には事後調査検証 9や人口学的内部検証 10によって発見されることもある。時にはある種の質問が回答されなかったり、不十分に回答されたりすることもあり、その場合無回答 11、不詳 11または不明 11の項目に該当する数字が大きくなって、かなり不正確な統計情報となることがある。

1. 正確性accuracy(名);正確なaccurate(形)。
2. 完全性completeness(名);完全なcomplete(形)。
“完全な”および“完全性”という用語は、ここでは調査上の漏れがないことを表すのに用いられる。同じ用語はまた、202-4におけるように、調査範囲の包括性という意味でも用いられる。
4. 人口動態登録から由来する事象の漏れは、登録漏れunderregistrationと呼ばれる。そして、センサスまたは調査からの漏れは、調査漏れunderenumerationと呼ばれる。
5. 二重調査double countsという表現もしばしば、この意味で用いられる。

(Weblio 辞書 「正確性」より引用:https://www.weblio.jp/)

ん?これでは”正確性”の意味がわからない。(賢くないので。笑)
さらに、ここにある”正確性 accuracy”を調べてみた。

測定精度
読み方:ソクテイセイド
【英】:accuracy

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デジタルパネルメータ

基準動作条件で、理想出力と実際の出力との差を出力スパンに対する%で表したもの。当社管理の信号発生器と測定器を使用して測定した場合の数値である。


精度
英語 accuracy

ある部品の加工に必要な寸法を、図面に指示寸法として表した部品のでき上がり品質を測定し、その測定値が指示寸法に対してどのくらいの寸法でできているかを精度という。部品の製作方法によって加工精度、寸法精度などと呼んでいる。正確さと精密さを含めたもの、またはそのどちらかを指して精度という。

(Weblio 辞書 「accuracy」より引用:https://www.weblio.jp/)

これでもいまいちわからない。

では、”正確”という言葉の意味はどういうものか。調べてみよう。

正確
【名・形動】正しく確かなこと。事実と合っていて少しもまちがいにないこと。また、そのさま。

(デジタル大辞泉 「正確」より引用)

正確
【名・形動】正しく、くるいがないこと。

(例解新国語 「正確」より引用)

さらに”〜性”も調べよう。


【接尾】名詞の下に付いて、物事の性質・傾向を表す。

(デジタル大辞泉 「正確」より引用)


❶人やもののもっているたち。
❷そのもののどあい。
❸男女の別。

(例解新国語 「正確」より引用)

以上のことから、”正確性”という言葉は、”正確”+”性”であると思慮される。つまり、『正しく、確かなことで事実と合っていて少しも間違いがない』+『性質・傾向、度合い』である。

ここで、日本語が弱い私は混乱する。
『正しく、確かなこと』『事実とあっていて少しも間違いがないこと』に『性質』や『度合い』という尺度で測れるのか、と。

つまり、私の解釈では、”正確”とは”0か1か”というものであって、”正確度70%”とかそういうものはない。そう思っている。

🙅‍♀️ 🙅‍♀️ 🙅‍♀️

では、上司はどういう意図で「正確性を高めよう」と指導したのか。

ここで重要な情報は、私のミスの頻度である。実際のところ、他の人に比べて大きなミスはなかった。小さいミスは少しあるけど、原状回復ができるレベル、と思ってる。(実際はもっとあったのかもしれないけど)
ミスで呼び出されて注意を受けたことは5年間勤めて1回あるかないか程度である。

つまり、単語の解釈に加え、ミスの頻度を考慮すると『”正確性”を高める』ならば、ミスをしてはいけないとなってしまうのだ。

これが一番精神的にはよくなかったことのひとつで、少しミスをした際、今までなら「すぐに挽回しよう!」とか「今すぐ修正します!」とかモチベーションを下げることはなかったはずなのに(落ち込んだとしても次は工夫してミスしないようにしようと反省することができた)、ミスをしてはいけないとなるとどんな些細な失敗でも「ミスしてしまった」とか「こんな簡単なことでも上手にできない」など、ミスしたことに感情をフォーカスしてしまい、ただ落ち込むことを繰り返すだけで一切成長を感じることができない
また、私は特に成長意欲が強いので(昨日より今日、今日より明日、成長したい、停滞し続けるのは苦手)、この成長を感じることができない状況がさらに私のメンタル崩壊へ拍車をかけたのではないだろうか。

上司の意図は、聞いてみないとわからないが、指導としてはすっかり逆効果となったのだ。

🙆‍♀️ 🙆‍♀️ 🙆‍♀️

文章にするだけで、結構頭の中を整理することができた。
これだけが原因ではない。他にもいろんな要素が重なって、重なって、重なって、だめになってしまったんだと思う。

「でも、まあ、いっか」

そう思えるようになってきたのは、大きな変化だ。


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