自己紹介
初めまして。
高身長女性のためのセミオーダーアパレルブランド ATEYAKA 創業者のKANAKO(180cm)です。
私の拙い文章より100倍魅力的で読みやすい記事がございますので、取材していただいた記事のリンクをいくつか先に貼らせていただきます。
Biz Spa! 外資系コンサルから「長身女性アパレル」で起業した女性社長。きっかけは“敗北感”
6ページにもわたり、学生時代の私から現在に至るまでを丁寧に書き起こしていただきました。感激。
COCOCOLOR 身長180cmの女性が立ち上げた、高身長女性のためのアパレルブランドATEYAKA・MIHARU
同じく180cmのはるかさんという女性が書いてくださった記事。実際にアトリエで体験した感動を、当事者目線かつイラストつきで解説してくださいました。
STORY 苦痛だった180cmの高身長。ポジティブに捉え、悩める人のためのアパレルブランドを
どんくさくてオシャレから程遠く、ひたすら紙と鉛筆で理論宇宙物理学の計算に没頭していた私が、なんとオシャレファッション誌「STORY」に掲載頂きました。誌面のWeb版です。
プロのライターさんって本当にすごい。
そんなわけで、上の3記事をぜひご覧頂きたいですが、取材頂くより前に自分で書いた文章もせっかくなので残しておきます。
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私自身の拙すぎる自己紹介
物心ついた時から、常に周りより頭1つ大きかった私。
特に、幼少期はヨコにも大きく、外遊びが苦手などんくさい子供でした。
そんな私を心配した両親が、年中さんは園バスで登園していたのに、年長さんからは徒歩通園にしたり、
なかなか逆上がりができない私を、公園に連れ出しては特訓してくれたおかげで、今の私があります。
(それがなかったら、タテにもヨコにも大きく、全く運動もできない大人になっていたと思うと恐ろしい....)
何もしなくても目立ち、
初対面の人には必ず身長を聞かれ、
勝手に頼られがちな役回りになり、
いつしか、自分は「甘えてはいけないんだ、しっかりしなきゃ」
「自分が女子っぽく可愛らしく振舞ってはいけないんだ」
という思いが体の奥深くに刻み込まれ続けた人生なのだと思います。
人と同じことをしても同じにならず、
同調圧力の強い日本では、常に疎外感がありました。
思春期は、毎日毎日繰り返される身長トークがとにかく苦痛でした。
なぜ、コンビニでジュース1本買うだけで身長を聞かれなくてはいけないのか。
想像して見てほしい。
親戚や知り合いはまだともかく、接する人全ての人から
「まー大きいわね!何センチあるの?ご両親も背が高いの?運動はバレー?バスケ?」
と聞かれ続ける日々を。
相手はただ単に物珍しいのかもしれないが、私は珍獣じゃない。ただの1人の人間だ。
相手にとっては1度きりの会話かもしれないが、こちらは1日5回×365日=年に1825回、同じことを聞かれ続けているのだ。
大げさではなく、かなり少なく見積もっても私は1万回以上身長を聞かれ続けている。
太った人に体重は聞かないし、小さい人に身長は聞かないし、胸の大きい人や小さい人に初対面でバストサイズを聞くこともないだろう。
なぜ、高身長だけは初対面でも聞いてもいいと思うのだろうか?
一時期は、どんな回答が期待されているのだろうと真剣に悩んだし、
またある時は、苦痛すぎて「私の身長を聞いてどうするんですか」と睨みつけるように聞き返したことすらあった。
街を歩いているだけで、あるいは電車に乗るとジロジロと遠慮なく好奇の目で見られる。
まず顔を見て、足下を見て(ヒールなのかを確認したくなるらしい)、それからまた顔に戻ってくるのがお決まりのパターン。
たまったもんじゃない。うんざりする。
お願いだから、これを読んだ人は、特に年頃の高身長女子に身長を聞かないであげて欲しいし、なるべくジロジロと見ないで欲しい。
なぜ、ただ道を歩いているだけで「でかっ」などという心無い言葉を浴びせられなければならないのか。
美容院では、カットの間じゅう続く身長トークが苦痛で、「身長を聞いてこない」ということを唯一の美容院選びの条件にしたところ、何年間も別の美容院を転々としたこともあった。
人並みにオシャレをしたくても、叶わない。
そもそも自分は珍獣扱いされるような人間だ。
今から思い返すと、オシャレなんてしても、似合うわけがないと思い込んでいたのだと思う。
そして実際、ショッピングに行くと、何を着ても何かおかしい。
太っているわけではないはずなのに、キツくて入らない。
着てみても、バランスがおかしいのでオシャレにならない。
試着室では、悲しく恥ずかしい思いをすることばかり。
その悲しく恥ずかしい思いをし続けるうちに、
「ああ、やっぱり自分なんかがオシャレなんてしてはいけないんだ」と、思い込んでしまう。
そして、楽しかったはずのショッピングが、いつしか自分にも着られるサイズを探すための作業になってしまう。。。
.....
多かれ少なかれ、高身長女子は似たような経験をしてきている。
普通に生活していて、自分と目線の合う女性なんて皆無だし、
高身長で嫌だった話を少しでもしようとすると、なぜか自慢話だと思われてしまう。
さっぱり意味が分からない。
この話のどこが自慢話になるのだろうか(笑)
そんなわけなので、
ATEYAKAを始めてみてからは、目線の合う女性に会えるだけでなんだか嬉しくて不思議な気分になれる。
その上、
共通点が「高身長」というだけにもかかわらず、上のような似たような経験を持っているため、
すごく会話が盛り上がる。
そしてなんだか、雰囲気さえも似た人が多い気がする。
別の街で同じような経験をしてきた人同士だもの、もう完全に生き別れた戦友仲間だよね(笑)
ここに来れば、仲間がいて、居心地のよい空間があり、自分が受け入れられる。
何を着てもサイズが合い、似合ってそれだけでオシャレでスタイルアップする。
そんな、夢のような空間を作りたいと思い続けています。
悩んでいるあなたには、大丈夫、仲間はたくさんいるよと言いたいし、いつでも気軽にアトリエに遊びに来て欲しいなと思っています。
http://ateyakatall.jp/atelier/
(2023/11 追記)
東京・自由が丘のアトリエは私の中国広州への駐在のため、2022/10にクローズしました。たくさんのご利用ありがとうございました。
オンラインストアでの販売は継続中です。ぜひご覧ください。