公立小学校教育への疑問(公立王国ド田舎過疎地の中学受験)

ド田舎過疎地の小規模校に子ども2人を12年間通わせました。

12年間で思ったのは、
先生1人で全科目を教え、
PTAやら児童の生活指導、
地域との連携だのなんだのかんだの・・・を担うって
はっきりいって無理だってこと。

やることが多すぎて、先生一人では無理です。
支援の必要なお子さんもいるし。
児童ごとの学力差もあるし。

あんなに小さい学校でも、
先生方の仕事って多すぎるらしく、
21時過ぎまで学校の明かりがついていることもしばしば。
ついでに言えば、土日の夜も職員室の電気がついている。
ド田舎は建物が少ないので、学校の明かりがついていると目立つのですよ。
街灯も少ないし、日暮れると真っ暗なのでね。

小規模校なので学年あたりの児童数は10~20名程度。
大きい学校に比べれば「先生によく見てもらえる」環境なんだろうけど、
それでも、まあ、いろんな疑問が湧いてましたよ。

公立小学校の疑問点

①人事異動やらで先生が変わるたびに教育方針が変わる


厳しい感じでビシバシやる先生や
「子どもは遊ばせてのんびり」系など、
先生方の教育方針が違いすぎる。
あと、校長が変わるたびに校風が変わるのもどうなんだろう。
ワンマン校長の時は明らかに学校内がピリついていたし。
はっきり言って、公立は教育方針に一貫性がない。

②新人の先生の実験台になる年がある


大卒後にいきなり担任を持たされた先生に当たったことがあります
(2回ほど)

新卒なんだから、まだ社会人としての常識なんて身についていない。
この前まで学生だったんだものね。

なので、
授業参観の前日に緊急連絡網で
「明日は授業参観なのでぇ~ 忘れずに来てください☆って連絡網を回して下さ~い」というメッセージが回ったことがある
(複数回)
運動会の前日にも連絡網が回ったことがあったな。
「明日は運動会なのでぇ~ お弁当持って見に来てください☆」って。

こちとら保護者なんだから、学校行事の日なんて忘れるわけないだろう。
イチイチ緊急連絡網でそんなこと連絡しなくてよろしい。

年度初めの授業参観時に、
校長や教務主任の先生が「●●先生は新採用なので、私たちがフォローします」って言っていたのに、全然フォローされてないやんけ。

もちろん授業もガタガタ。
上の子の時は、新採の先生が担任になった途端、学級が荒れだしたし。
新採の先生に当たるということは、子どもが「先生が色々とやらかしながら一人前の先生になるため」の実験台になったということ。

なので、
新採の先生が担任になった年は特に!
「学校教育には期待せず、
塾や市販のテキストを活用しながら、
自分の子どもの学習は保護者が面倒見ましょう」ということを言いたい。

③変な管理教育


例えば、
どんなに暑い日でも、
ゲリラ豪雨でも台風前後で風が強くても、
元気に歩いて登下校しましょう。
車での送迎は不可!
って
なんやねん。
先生は車で通勤してますやん。

こちらはド田舎過疎地なんだから、
炎天下の中無理やり歩いて登下校させて、
子どもが途中で倒れてしまっても、誰も助けに来ないのよ。
山と川と田んぼと畑しかないし、家もまばら。
家にいるのも、仕事を引退したレベルの高齢者ばかりなんだから、
子どもなんか助けられっこない。

なんでこんなに徒歩での登下校にこだわるんだろう。

他にも
水泳時にはゴーグル、ラッシュガード不可
(使用したい場合は親が申請書を書く)
水筒の中身は水だけ
登下校は必ず通学班で歩いて通う(班の中にどんな問題児がいたとしても)

とか、融通の利かないルールが多すぎて窮屈だった。

下の子は現在私立中に通っているけど、
私立は教育方針がはっきりしているし、
先生方の異動はないし、
本当に居心地が良い。

生徒や保護者が学校への疑問点を尋ねると丁寧に答えてくれたり、
生徒の意見を取り入れて改善してくれたりしますし。

本当に中学受験して良かったって思います。
マジで。


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