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映画『C'MON C'MON』を観ました。
![](https://assets.st-note.com/img/1655643091877-M4qF64u7Lw.jpg)
マイク・ミルズ監督作品『C'MON C'MON』
公開から時間が経ってしまい
劇場で観ることを諦めかけていたら
キネカ大森で 6月17日から上映が始まりました。
上映作品のチョイスが センス良いです!キネカ大森!
この作品の感想は、他のサイトで
沢山 文章がアップされていると思うので
私は感想ではなく 『映画は自分を自己紹介できるツール』と
いうことについて書きたいと思います。
私は自分の内面を言葉にするのが苦手です。
語彙力の無さが問題かもしれませんが
相手に本当に理解してほしいことほど
当てはまる言葉を探し発するのは難しい。
そうなったときに 好きな映画の話をするのです。
これが一番伝えやすい方法。
私を知りたいのでしたら 取りあえず
この映画観て頂けますか?と名刺を出すみたいな感覚で。
相手が映画観るの苦手な人だったら。。。
その時点で もうアウトですけど(笑)
小さい頃から 親の影響もあって
いろんなジャンルの映画を観てきました。
自ら好きな作品を摂取するようになってからは
好みの俳優さんで選ぶ時もあるし。
間違いないのは 好きな監督さんがいれば
その監督さんの作品は必ず観るようにしています。
マイク・ミルズ監督も好きな監督さんの1人です。
他には…
ジョン・キャメロン・ミッチェル監督
ガス・ヴァン・サント監督
グザヴィエ・ドラン監督 も好きです。
監督が好きだから
全ての作品が好きというわけではありませんが
ほぼほぼ 私の内面と近いものを
言葉でも 視覚的にも表現してくれていると思えます。
やっぱり共感が出来るって嬉しいんです。
昨年 観た作品だと、グザヴィエ・ドラン監督の
『ジョン・F・ドノヴァンの死と生』が胸を打たれましたね。。
作品に使用されている曲も絶妙なんです!
1時間40分頃に ラジオから流れてきた曲。
ジョンが兄と バスタブで歌うシーンがるのですが
それが Lifehouse / Hanging By A Moment
これ 私の思い出の曲なんです。
それだけで衝撃なのに、エンドロールで流れた
The Verve / Bitter Sweet Symphony
これ 私が自分の葬式に流してほしい曲。
あとね 生涯で一番好きな作品は
ジョン・キャメロン・ミッチェル監督
『ヘドウィグ・アンド・アングルーインチ』
高校2年生で 衝撃の出会いだった。
私がそれまで抱えていた
言葉にならないモヤモヤを 晴天に導いてくれた映画だから。
人間について。愛についてのお話。
表現が独特なんだけどね。
観るたびに 私を原点に引き戻してくれる映画でもあります。
2作品軽く書いただけでも
いつもと熱量で想いがあふれ出ちゃいますね。
マイク・ミルズ監督。。。
私の見解なのですが 監督の作品はいつも
どこか『不器用』な人たちが登場します。
作品ごとに悩むテーマは違いますが
人を愛し 人に怒り それでも一緒にいる感じは
共通して表現されていると思います。
監督自身が この映画の登場人物のように
きっと不器用な人なんだと思うんです。
そして 私自身も 不器用だから。
今回観た映画の『C'MON C'MON』は
Come onの短縮形で、2回繰り返してるから
強く『こっちにきて』って言いたいのかと思っていました。
映画を観てみるとね、表現としては 未来に対して
『先へ 先へ』という意味で表現されていました。
ドキッとしましたよ。
未来に対する 漠然とした不安に
大人になっても 毎日悩んでいます。
先に進むためには、切っても切り離せない事。
他者と上手に付き合うためには
どう振る舞うのが理想なのか?とか考えて
空回りする時もあるし
上手くいっても 心労ハンパない。
だから何も考えないで 素直にやろう!と決め込んでも
何も考えないを 考えていたりして。
もう無理だって。諦めて。
みんなには見えない 白旗振りながら生きてます。
でも 先へ 先へ。未来へ。
カモン カモン。
私も この言葉を明日から連呼したい。
大丈夫じゃないけど、大丈夫。(←映画ポスターのキャッチコピー)
カモン カモン。
これ すごい。カモン カモン。
言うだけで 白旗振り続けるのをやめて
前に進める気がしてきました。
大きな変化を起こすにも 小さな一歩が大事ですね。
魔法の言葉『C'MON C'MON』です。
ありがとう。マイク・ミルズ監督さん。
こうやって いつも 救われて生きてる。
小さなことにも感謝して
今日も ごちそうさまでした!