見出し画像

事業はゲームにすぎなくて、社員は家族でなくてビジネスパートナーというとギョッとされるがその位の感じで良いと思う

昔コンサルしてた時にその会社の社長が「仕事はゲームに過ぎない」と言い出した。深夜帰宅は当たり前、月の残業200時間というワーカホリックばかりのその職場。若干キョトンとして聞いているとその後に「だから、たかがゲームに自分の人生や健康や家族を犠牲にするのは意味がない」と続けた。そこからこの「仕事はゲームに過ぎない」という言葉はそれを聞いた15年後も自分の心の中に残っている。

テレビでは「うちの学校は家族のような関係だった」ととある事件のあった校長が言ってる。また「うちの会社の社員は家族だ」とか言う超絶ブラック企業の社長もよくいる。なので、自分の会社では社員の事は家族だと思わないよう気をつけていて、法人と雇用契約を結んで貰った取引先だと思うようにしている

日本の新卒一括採用/年功序列の仕組みの中では、社員を家族として扱ったり、会社への自己犠牲を求める事は妥当だったのかもしれない。またメンバーシップ制度という経営する側からすると負担の大きい制度(出来ない高給取りのシルバー層が構造的に生まれるから)を維持するのに、家族と思わなければやってらんないと思うのも経営側からすると正直あるだろう。でももうそれは難しい時代になってきたんだと思う。

うちの会社も例外ではなく、最近は「家族みたいなもん」という甘えた関係性によるトラブルがあった。そして自分もそのミスの当事者となってしまった。自戒をこめて「事業はゲームにすぎなくて、社員は家族でなくてビジネスパートナー」とここに書いておく。

いいなと思ったら応援しよう!