【親がゲームで怒らなくて済む!!】ニンテンドーゲーム購入問題を教育に利用した7つの方法
「ニンテンドーゲーム機がほしい!」
当時、小学1年生だった息子が言いました。
友だちが持っていて、欲しくなったのです。
ゲーム機は、友達や家族の接点になります。
日々の楽しみになることは、私自身の子どもの頃を考えると理解できます。
私たちでいうと、スマホと一緒で子どもたちにとってなくてはならないものになっています。
しかし、数万円もする高価ものです。
簡単に買い与えるのは、教育的に疑問を感じます。
ゲームを購入する前に、日頃の生活習慣を改善するとともに、お金の教育をしたい。
そしてなにより、子どもにはゲームとうまく付き合ってもらい、ゲームのことであまり怒らないようにしたい!
「いつまでやっているの。もう、やめなさい!」
という決まり文句を、あまり言わずに過ごしたいのです。
そこで、ゲーム購入問題を次のような7つの方法で教育に利用しました。
すると、毎日お手伝いをしてくれたり、早寝早起きするようになったりと劇的な効果があらわれました。
なによりも、私はゲームのことで子どもを怒っていません。
❶ゲーム機は簡単に買えないことを伝える
当時、小学1年生だった息子には、ニンテンドーゲーム機は高いので簡単には買えないことを伝えました。
また、高価なので祖父母からの誕生日プレゼントやサンタさんからのプレゼントでも貰えないと言いました。
さらに、ゲームを買うためには、自分でお金を貯めなくてはならないことを教えました。
❷お金の収支ノートを買って運用する
そして、100円ショップで子どもと一緒に「お金の収支ノート(かんたん家計簿)」を買って運用することにしました。
❸「もらえるお金」と「はらうお金」のルールを決めて伝える
お金の収支ノートは、「もらえるお金」と「はらうお金」のルールを決めて運用しました。
<もらえるお金>
・お年玉→もらったお金を収入
・お手伝い→1回50円で収入
・土日のスーパーでのお菓子代→買うのを我慢できたら100円の収入
・土日の遊び代(約1000円)→遊びをお休みできたら1000円の収入
<はらうお金>
・土日の遊び代以外に欲しいものを買う(ポケモンカードなど)→使ったお金を支出
運用は、お金の収支ノートに数字を記入するだけで、実際にお金を渡していません。
それは、まずはお金の収支を把握できるようになって欲しいという、私の思いがあったからです。
❹お手伝いを大いにほめる
ノートの運用は、昨年の末から始めました。
すると、ニンテンドーゲーム機をただ買い与えるだけでは得られなかった良い変化があらわれました。
・洗濯物を干したり、親のマッサージをしてくれるなど、お手伝いをたくさん覚えて、ほぼ毎日してくれるようになった(マッサージは特に気持ちいい)。
・土日のお菓子やゲームを我慢して100〜1000円を貯めることが、たまにできるようになった。
・高価なものは簡単には買えず、お手伝い(仕事)してお金を貯めることで、自分の好きなものが買えるという教育になった。
これまで、お願いしてもやってくれないことが多かったのですが、自発的にお手伝いしてくれるようになりました。
日々の忙しい家事の中で、子どもの少しのお手伝いが本当に助かりました。
そして私は、子どものお手伝いに大いに感謝しました。
子どもにとっては「親の役に立てた」という成功体験になります。
子どもは嬉しそうに、翌日もお手伝いをしてくれました。
❺目標金額を達成したらゲーム機を購入する
約半年の間、子どもはほぼ毎日、お手伝いをがんばりました。
そして、ニンテンドースイッチとゲームソフト1本を購入できる金額に到達しました。
正直いうと、1年間くらいかかる予定でした。
ただ、子どもが予想以上に毎日がんばったので計画が前倒しになりました。
1回のお手伝い金額を50円ではなく、もっと少なくすれば良かったのかもしれません。
けれど、嘘はつけないので、約束通り購入することにしました。
半年が過ぎ、子どもは小学2年生になっていました。
ただ、ゲームには中毒性があるという欠点があります。
長時間ゲームをやり過ぎると、親は子どものためを思って、どうしても
「いつまでやっているの。もう、やめなさい!」
と怒ってしまいます。
❻ゲーム機で遊ぶルールを決めて最初に伝えておく
そこで、ゲーム機を渡す前にゲームの「デメリットとルール」を最初に教えました。
デメリットとルールは、妻と相談して決めました。
そして、小さい弟はまだゲームができないので、リビングとは別にゲーム部屋を作り、そこで遊ぶことにしました。
<デメリット>
・よるにゲームをするとねむれなくなる
・ほかのあそびやしゅくだいをするじかんがなくなる
・かぞくとすごすじかんがなくなる
・目がわるくなる
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