教育学部での学びを就活でどう話す?
【教育学部での学びを就活でどう話す?】
自粛期間中も研修内容がこれでもかというぐらいにギチギチに詰め込まれていて正直毎日キツイです。
でもこれを求めてこの会社を選んだので環境に凄く感謝してます。自粛が徐々に緩和されてきて週2ペースで出社しながら、レベルの高い同期に囲まれ刺激を受けながら、先輩方の背中を見て食らいついてます。
絶賛社会人体感中の津川 将之介です。
さて、今日の題は
「教育学部での学びを就活でどう話す?」です!
対象年次は21卒、22卒、23卒です!
今回は教育学部学生に届けたい内容で記事作成しました!
だいぶコアな内容にはなりますが、後輩の体大生の就活支援をすることも多い今、何か伝えられることがあればと思いここで1つ記事にさせて頂きました!
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僕が就活シーンでよく聞かた2大質問。
それがこれらです。
Q.1 大阪体育大学教育学部に入ったのになんで教員志望ではないの?
Q.2 教育学部での学びは?弊社でどう活かせる?
ひとつひとつ答えていきますね。
Q.1に対する僕の回答
僕が考える教員を志望できなかった要因は以下3つあります。
①学校現場のみでのコミュニティでは自己成長に限界があると感じてしまった
②児童の模範となる生活スタイルを生涯続けることは僕には向いていないと思った
③圧倒的に業務拘束時間が長い点
※3点とも完全に僕の主観です。教員は素晴らしい仕事だし教員で活躍している人を僕は本当に尊敬しています。ただ、自分には向いていなかった。一種の逃げです。なぜ教員にならなかったのか素直に書き出していくと大きく分けて上記3点と理解できました。
→ 自分のビジョンと照らし合わせた時に公務員という業務スタイルは最良の選択肢ではなかった。モチベーションが上がらず勉強してなかった
当時の僕はこんな風に自己分析しています。
これらは素直に人事の方に話しました。
教育は素晴らしい仕事。なぜなら子供たちの未来の礎を担えるから。しかし勉強し、現場を経験するうちに、学校現場というコミュニティの中だけで自分の可能性を試さなければいけない事って僕の中ではしんどかった。
学生広報部やイベントプロデューサーの仕事を経験したことによって、目に見える数字を追いかけたり周りをマネジメントする楽しさに気づいてしまった。
将来のビジョンとして独立したい思いがあるので、様々な職種の人と関係性を築く必要があると感じていました。
教員でも地域の人や保護者など様々な人と繋がりは生み出せますがビジネス界で繋がりたいと思ったので就職の道を選びました。体質的に外から刺激を受けた方が成長速度が速い僕の体質もあり、将来的に自分がなりたい姿にいち早く近づける業種として営業職を選択すべきではないかと考えたのです。
Q.2 教育学部での学びは?弊社でどう活かせる?
僕の中での学びは大きく分けて2つです。
①リーダーシップ
②マネジメント力
教育現場なのにそんなビジネス用語みたいなの使って説明されても...と思う方いるかもしれないですが、理解して頂けるように言語化します。
それではひとつひとつ噛み砕いて話します。
まず前提として、僕はクラスをチームと置き換えて話してました。
クラス...1つのチーム
担任...クラスのトップ、リーダー
児童...チームメンバー
①リーダーシップ
担任というのはチームで言うリーダーに当たると僕は捉えていました。リーダー次第でチームの雰囲気やカラーはガラッと変わります。チームの環境が悪ければメンバーの成長促進は見込めません。そして、常にメンバーはリーダーの姿を見ています。「チーム環境は自身を写す鏡です」
お手本になるような自分でいないといけないなと強く思わせてもらったのも教育実習での体験からです。
また、「面白くないものをいかに面白く見せるか」メンバーの意欲をどうすれば高めることができるのか、興味関心の高め方や心の動かし方についても教育現場で深く考えることができた気がします。
余談ですが、授業態度が悪かったり素行が悪かったりする児童(メンバー)ってどこにでもいるんですね。僕は、ぐれてしまう1つの理由は目立ちたい!という児童の思いから来るものなんだろうと思ってました。
でもその子等がグレてしまう真の理由は違いました。本当はの理由は家庭環境だったり、承認欲求の現れだったり、やり場をなくした寂しさだったり、学校が楽しくてつい元気のやり場を間違った方向に出してしまっていたり...というように。
「きっとこうだろうなぁ」というのは思い込みで、僕が思っていることと児童の考えは全然違う事が多い。ちゃんと向き合って、聞いてみないとわからないなと、現場で体感しました。
これに関連付けて話を広げますが、〈企業の採用課題を顕在化させ、課題解決方法を提案するという仕事〉を今まさにしています。ここでも、上記のような教育現場での学びが活かされているように感じます。自分が仮説立てた問題は実際全く問題ではなく、もっと違うところに問題が埋まっている。それを引き出してあげるためのヒアリングなんだなと。仕事を通して痛感してます。奥が深いし難しい!でもやりがいしかない!まだまだ勉強中です...
②マネジメント力
いちばんの学びはこの項目です。
チームの中には十人十色のメンバーがいます。教育の前提として、全員の可能性を最大限引き出してあげて、能力を伸ばしてあげなければいけません。メンバーの性質が一人ひとり違うのに全員に同じ指導をしていても伸びしろは見込めないですよね。
まずはメンバーそれぞれをよく観察する。そして会話する。自分がなりたい姿、今楽しいこと、逆に苦手なこと、徹底的にヒアリングしていました。メンバーを上手くコントロールするためにしっかり特性を理解する事は重要だと思います。人間得意なこともあれば苦手なこともある。当たり前です。
また、体育が苦手な児童にどう指導すればいいのかもよく考えてました。人は活躍したり褒められたり、周囲に認められたりすると嬉しくなる生き物です。小学生なら尚更それが強いです。だからこそ「有能感を高める為に授業中の、どの発問や事象に対して得意なメンバーを起用するのか」にこだわってました。
あくまで、苦手で伸び悩んでいる子が主体なのですが、それに固執しすぎると得意と感じて能力が伸びている子が飽きてしまい手を抜く癖がついてしまうとダメなので、レベルにあった環境づくりをすることは心がけていました。他の教科でも同じです。一人ひとりの起用法を考えメンバーの能力値を最大限引き上げる。これらは全てマネジメント力だと言えるのではないか!と就活では話していました。
普段クラスで自分を出すことができず、控えめな子でも自然に目立てるシーンを作ってあげられれば、クラス(チーム)全体がその子を承認したりリスペクトするようになると思ってます。というか、実際に教育実習の1ヶ月でクラスがそうなりました。(今年から教育現場に出て、担任を持っている教員のプロの皆にもそれぞれの教育現場論聞いてみたいなぁ)
さらに、
「取り組む前のやる気を上げる一言」
「やった後のフィードバック、次につながる一言」この2つには本当にこだわってました。
個人に対して、一言あるのとないのとではリーダーに観てもらえてる感が違うんですよね。意欲の維持に繋がる部分はここでも補完できます。
これらは教育現場の事として書きましたが、教育現場を離れて、イベントプロデューサーとして組織を引っ張る時にも凄く役立った考え方でもあります。
1人で組織を回すには限界がある。メンバー1人ひとりの能力値が上がればチームの強さはグッと上がります。
パワプロでもウイイレでも教育現場でもスポーツでもビジネスでも全部考え方一緒だと僕は思います。
個の能力が上がればチームは強くなる。リーダーは1番成果を上げる人ではない。全員の力を最大限発揮してあげられるようにサポートする。進むべき方向を示してあげる。
だけど個で勝負させるのではなく組織としては全員がベクトルを合わせて進ませる。チームをいい意味で管理できる。そんな人間だと思います。
【教育学部の学びって、就活では使えない?】
そんな事絶対にない!
自己分析の中で深掘りしていくと経験に繋がりがもたらされます!
今回の記事を通して就活を頑張る
誰かの為になれば幸い。
頑張れ就活生!僕も頑張ります!