還暦起業「営業のテクニック③」電話するなら短時間で
電話相手の都合を無視して営業の電話をすることを、営業業界界隈では「テレアポ」と呼びます。相手の仕事の邪魔をするわけですから、できるだけ短時間で済むようにするのがマナーです。
たとえば、経営コンサルタントであれば、「経営コンサルタントなのですが、経営企画を見直して売上をアップさせる戦略を提案したいのですが」と言うよりも、「社員のボーナスを2倍出せるようになる社長セミナーがあるのですが」という具合に、電話に出た人の判断で切られないような内容でかけることが重要です。
「社員のボーナス2倍」と聞いて、「それは不要です」という社員はそう多くないのではないでしょうか? とりあえず聞いておこうとか、つないでおこう、と感じさせるように話すことがポイントです。
この段階で、「そういうのはつながないように言われているので」と定型文で返してくる人も多いですが、そういったときは「そうなんですね。ではどういったのはつないでいただけるんでしょうか?」と聞くだけ聞いてみる、という手段もあります。ごくまれに「そうですね~、人材系の会社の方であればおつなぎするように言われてます」などと教えてくれることがありますから、そういった場合は丁寧にお礼を伝えて、改めて人材系の商材を用意してかけなおします、と言って出直します。
また、面談の相談をする場合でも、初回はできるだけ短時間でまとめるべきで、「たとえば来週の水曜日か木曜日で15分ほど社長のお時間いただけるタイミングありそうでしょうか」などと、相手が選ぶだけの状況で話をしてみるのです。すると、「来週は空いてませんが、再来週の木曜日なら」などと返事が返ってくることがあります。まずは社長に会うことを目標にして、簡潔に話を切り出し、面談を確定させましょう。
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