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【感想文】自転しながら公転する
主人公の都は人と対立することを避け、考えが甘くてうじうじとして甘えん坊。
まるで私のようでグイッと世界に引き込まれた。
主人公のそんなシーンを見るたびに心が痛んだ。
パートナーとのやり取りはモヤモヤした。
互いに弱くて弱さを見せられなくてあんな風になったんだろうな。
もっと対話していれば…と思ってしまった。
自分をうつす鏡のような物語だった。
主人公の羨ましいなと思うのはなんだかんだ話を聞いてくれる良き友人がいること。
刺さった一文は、
幸せに拘れば拘るほど、人は寛容さを失くしていく。