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【妄想】相席食堂

ナレーター「千鳥の相席食堂、開店。」

ノブ「いらっしゃいませ。ようこそ。相席食堂へ」

大悟「いえぇーい!」

ノブ「すな!おもろない」

スタッフ「wwww」

ナレーター「相席するために向かったのはーーー東京の郊外に位置する。

東京都府中市。都心を少し離れたところにある自然豊かな街~」

ノブ「ええ街やな」

ナレーター「相席するのは~」

大悟「誰?」


佐野「どうも~佐野寛で~す」

【ちょっと待てぃ!!】

ノブ「こいつだけは出したらアカンのよ!!!」

大悟「無茶苦茶しよるよこいつは」

ノブ「東京ではね、テレビで見ない日はないけども」

大悟「YouTubeもやっとるしなぁ」

ノブ「ただこいつには」

大悟&ノブ「ルールがない!!」

スタッフ「wwww」

ノブ「いいんですか?今日、最終回になる可能性ありますよ?」

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佐野「どうも~佐野寛で~す。空き缶と同じ文字数です!!」

【ちょっと待てぃ!!】

ノブ「2言目でこんなにボケるやつおらんのよ!!」

大悟「芸人の鏡やんこいつ」

ノブ「どうする?今日」

大悟「腹筋壊れる覚悟だけしとこ」

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佐野「本日はですね!僕が若手の頃に住んでいた府中市の魅力が伝わればなと思います!!」

ノブ「そーだったんや」

ナレーター「若干25歳にしてテレビのレギュラー番組15本、ラジオのレギュラー番組3本、YouTubeの登録者数100万を超え、更に昨年末のM-1では準優勝。まさに飛ぶ鳥を落とす勢いで活躍中の佐野寛さん。」

大悟「まあ経歴はホンマにすごいよなぁ」

~飲食店が立ち並ぶ道を歩く佐野~

佐野「おっ、ここなんかいい感じのお店じゃないですか?昔ながらの居酒屋って感じで」

ノブ「ロケも手慣れとるわ」

佐野「すみませ~ん」

店内「・・・」

佐野「すみませ~ん」

店内「・・・」

佐野「すみません!!!!」

店内「・・・」

佐野「・・・・あっ、ここ見てください。

この張り紙に「昨日で閉店しました」って書いてあります。」

【ちょっと待てぃ!!】

ノブ「だいたい様子で分かるやろ!!」

大悟「笑いの神様降りてきてるなぁ」

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佐野「あっ、今度は開いてるお店ですよ!かき氷って書いてある。入ってみましょう!」

パリーンッ!!(佐野、店のドアを蹴破って中に入る)

【ちょっと待てぃ!!】

(ノブ&大悟笑いが止まらない)

大悟「アウトレイジやん」

ノブ「こいつにとっては通常運転なのよ」

大悟「一生、第七世代入れへんで、こんな昭和のVシネスターみたいなことしとったら」

スタッフ「wwww」

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パリーンッ(佐野、店のドアを蹴破る)

店員「いらっしゃいませー!!」

【ちょっと待てぃ!!】

ノブ「なんで通常営業の挨拶やねん」

大悟「スラムなん?府中って」

ノブ「この店員も相当、クセよ」

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店員「いらっしゃいませー!」

佐野「おっ!あそこに座ってかき氷食べてるお婆ちゃんがいますよ。行きましょう。」

(おばあちゃんに近づく)

佐野「すみません!おばあちゃん!相席してもいいですか?」

おばあちゃん「え?差し切り?」

【ちょっと待てぃ!!】

ノブ「ずっと変な奴しか映ってないぞ、画面上に!!」

大悟「府中に住んどるから、相席が差し切りに聞こえてまうねんて」

ノブ「鬼競馬好きおばあやん」

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おばあちゃん「差し切り?」

佐野「いや、相席!」

おばあちゃん「・・・・ジャイキリ?」

【ちょっと待てぃ!!】

ノブ&大悟 笑いが止まらない

ノブ「逆にジャイキリの方が馴染みないやろ。」

大悟「日常生活で絶対に使わんからな」

ノブ「スポーツとかでね、明らかに格上の相手から勝利するみたいな、番狂わせのことよね、ジャイキリは。」

大悟「もう、おばあの言った言葉の意味を説明する番組になってるやん」

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おばあちゃん「・・・・ジャイキリ??」

ノブ「もう違うお客さん行けよ。」

佐野「違う!相席!!」

おばあちゃん「あぁ、相席。」

大悟「おっ!伝わった。」

おばあちゃん「・・・・・嫌だ」

【ちょっと待てぃ!!】

ノブ「嫌なんかい!!」

大悟「間も最高やったな」

ノブ「ちょっととんでもないおばあちゃんに出会ってるぞ」

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おばあちゃん「・・・・・・嫌だ」

佐野「いや、嫌なんかーーいっ!!!時間返してくださいよ!!」

~場面切り替わって自然豊かな多摩川沿いを歩く映像~

佐野「いやー」

【ちょっと待てぃ!!】

ノブ「あんなおもろいおばあちゃん見つけて佐野のセリフあれだけ?!」

大悟「すごいなぁ。あそこだけで十分取れ高あるくらいのお店やったよ?」

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佐野「いやー、いいですね!!緑豊かで!おっ!あそこで釣りしてる人がいますよ!!

すみませ~ん!なに釣ってるんですか??」

釣り人「あゆ!!」

佐野「ほえー!!」

~佐野、釣り人(70歳)に近づく~

佐野「うわっ!すごいたくさん釣れてるじゃないですか!!これ全部で何匹くらいいるんですか?」

釣り人「20匹くらいかなぁ」

大悟「すごいなぁ」

パーンっ!(佐野、釣った魚が入った箱を川に放り投げる)

【ちょっと待てぃ!!】

ノブ&大悟 笑いが止まらない

ノブ「海外の衝撃映像やん!!」

大悟「ワシ、あんま詳しくないけど法律的にあかんやろこれ」

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パーンっ(佐野、釣った魚が入った箱を川に放り投げる)

釣り人「おい!!なにしてんだ!!!」

佐野「怒りました??」

釣り人「当たり前だろ!!!このやろ!!」

パンッ(釣り人、佐野を殴る)

佐野「このやろ!!」(佐野も殴り返す。しばらく殴り合いの映像)

【ちょっと待てぃ!!】

ノブ「どうやってBPOの目をかいくぐる算段なん??」

大悟「え?ほんまになに?お前ら(スタッフ)今日付けでABC辞めるんか??」

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佐野「このやろ!!」(しばらく佐野と釣り人の殴り合い)

ノブ「なんで70歳と25歳が川で対等の殴り合いしてるんや」

佐野「はぁはぁ」

大悟「佐野が押されとるなぁ」

佐野、急にカメラ目線になる。

佐野「ここでお知らせです。」

ノブ「へ?」

佐野「相席食堂。今年の四月から、毎週日曜の夜8時からに移動になります!!!」

【ちょっと待てぃ!!】

ノブ「もうパニックなのよ」

大悟「情報過多すぎるなちょっと」

ノブ「どーゆーことなん」

大悟「なんで佐野から知らされなきゃいかんのよ」

ノブ「え、これは本当の情報なんですか?」

スタッフ「本当です」

大悟 笑いが止まらない

ノブ「こんなぶっ壊れロケやってよく日曜の8時もいけるな」

大悟「ワシらイッテQの裏でこれやるん?」

ノブ「内村さんに申し訳ない」

大悟「ってか今日の放送がBPOに見つかったら移動どころかなくなるからなこの番組」

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佐野、釣り人と和解し、逃がしてしまった魚を取り戻しに川に飛び込む

大悟「釣れや。なんで素手で行くねん」

佐野、川から戻ってくる。手には魚ではなく長靴を持っている。

【ちょっと待てぃ!!】

大悟「こーゆーお笑いもできるのよこいつは」

ノブ「破壊的なものからベタなやつまで」

大悟「ほんま・・・憧れるわ」

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佐野、川から長靴を持って戻ってくる

爆笑する釣り人

ノブ「おー、あそこからこんな仲良くなるんやなぁ」

大悟「拳で語り合うタイプなんや」

場面切り替わり、多摩川近くの銭湯に浸かる佐野

佐野「なんか、かき氷屋のおばあちゃんも釣りしてたおじいちゃんも

人間味があって」

ノブ「お前に人間味がなさすぎんねん」

佐野「改めて、良い街だなって思いましたね」

シャララ―ラ♪

【ちょっと待てぃ!!】

ノブ「いやーーー」

大悟「なんかええキモチになったな」

ノブ「パーフェクトよ」

大悟「無茶苦茶なところもあり、最後釣りしてたおじいちゃんの笑顔もあって」

ノブ「本当に喧嘩のところはカットでよかったんちゃう?」

大悟「いやでも、あれだけ喧嘩しても最後はしっかりおじいちゃん笑かしてるわけやから。佐野の芸人としての底力をみたよね」

スタッフのカンペ「喧嘩の所は、おじいちゃんが喧嘩しよーって言いだして。佐野が喧嘩になる展開を作ってくれました。」

ノブ「おいあれお爺ちゃんからのリクエストやったんかい!!」

大悟「無茶苦茶本気で佐野の事、殴っとったで」

ノブ「いやだとしたらあの喧嘩からの爆笑のくだり全て佐野の計算やったってことか」

大悟「ほんまに・・・一番の芸人ちゃう?」

ノブ「敵わんな・・・」


ナレーター

「次回!!佐野史郎が冬の北海道の海を泳ぐ?!?」


完。


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佐野寛
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