大型台風の教訓、心理的な部分。千葉台風15号の被災を経験して
令和元年9月9日の台風15号で、生まれて初めて被災者になりました。
具体的な教訓は、一つ前の日記に書きましたので、今回は心理的な部分を書きたいと思います。
①ロウソクの明かりは、やっぱり暗い。
画像は竹灯篭で雰囲気を出してみましたが、被災中、停電中は雰囲気を楽しむような気持ちではないので、出来る限り明るい方が良いです。非常用電源で煌々と照らすか、ランタンの明かりが良いと思います。
隣のお宅は、1階のカーテンを開けて、車の駐車向きを反対にして家の方に向くようにして、ヘッドライトで照らして明かりを取っていました、車を活用するのもアイデアだと思いました。
②暗い中、カップラーメンをすすると一気に凹む。
私は大地震が来ると思って備えていました。水とカップラーメンは豊富にあって、停電中に早速カップラーメンを食べたのですが、暗い中、カップラーメンをすすると、一気に被災者気分がこみあげてきて凹みます。これはテレビで東北の被災者も言っていたのを聞いたことがあるので、人間心理なんでしょう。
こういう時ほど、ホカホカの炊きたてご飯が食べたくなったりするものです。
ランタンなどで出来る限り部屋を明るくして、コンロを用意しておいて、ホカホカの炊きたてご飯を食べれるようにしておいてはいかがでしょうか?
また、被災地への「炊き出し」が、この経験からどれだけ有難い物かが分かりました、私は炊き出しに行ったことはありませんが、きっと涙が出る位、被災者にとっては、温かい食べ物が有難い事なんだと思います。
私の場合は結局、カップラーメンは初日だけで、2日目以降は隣の市の停電していない場所に行って外食していました。
③マスコミは総論しか言わない(テレビ番組は使えない)
実際に被災者になると、テレビよりもSNSの方が役に立ちます。テレビで専門家が出てきて、マクロに今回の被災はこうでああで、と言うのを聞いていると、かなり腹が立つことが分かりました。それは外から傍観する立場の目線であって、被災者の目線に寄り添ったものではないことに気づきます(私も、他の被災地の事は、今までふむふむ、そうなんだ、と思ってテレビを見ていまいたが、、反省)
テレビは総論なので、現場リアルの目線では、どこの給水所が開いているとか、どこで自衛隊の風呂に入れるとか、現地情報はSNSや、ネットで情報を集めた方が早いです。
また、防災無線、市内放送も、意思決定されてから放送されるまでのタイムラグは長く、お住いの自治体の首長、市長や町長などがツイッターやFacebookをされているのならフォローしておくことをお勧めします。
首長によって、得意不得意がありますが、ツイッターやFacebookでの情報発信が早い首長さんの所にお住まいであれば、地元情報は首長から直の情報発信が一番早いです。君津市の場合は市長から直のSNS情報発信が一番早かったです。
以上、何かの参考になれば。