どうして、こういう投稿をすることになったのか?
1)「せんせい」って飲食店のコンサルタントもやっていますよね?
『せんせい。せんせいって、飲食店のコンサルもやってるんですよね?』
「今はコンサル先の飲食店も、飲食関連の会社のコンサルもしていないよ。大流行が始まってからは、飲食関係のコンサルは、やっていない。正確には、チョロチョロと 相談があったら 相談にはのっているけれど、今、飲食店が私にコンサル料を払える状態じゃないからね。」
『せんせいって、料理できますよね?』
「少しはね。基本、飲食店の集客のためのコンサルテーションが私の仕事だよ。料理は専門外だけど・・・ まぁ、色々とバブル時代に食い倒してきているし、大学時代は3年ほど レストランの厨房でアルバイトしていたから少しはできるよ。」
『あのぉ。彼氏がハンバーグが大好きなんですけど、もっと美味しいの食べさせたくて。教えてくださいって言ったら、教えてくださいますか?』
「いいですよ。いいですけど、40年以上も前の作り方だよ。60歳を過ぎた 爺さんが、40年以上前の大学生時代に アルバイトして覚えた程度のものだけど。」
『 先生のテレワークの書斎事務所に遊びに行った時に、何か食べさせていただく度に、いちいち美味しくて。そのハンバーグのレシピとか送っていただけると・・・』
「・・・ 料理って、作っている人の手元を見て覚えるもんだ。レシピを送っても、肝心な部分で 違うことやると美味しくなくなる。料理って科学だからね。順番とか、温度とか、タイミングとか、色々、美味しくなるツボみたいなものがある。」
『そうですか・・・ そうかぁ。じゃぁ習うのは無理ですよね。』
「・・・わかった。作り方、教えます。うちの事務所に来ます? 私が料理しなれた道具とか、色々あるし、そこが一番、料理がしやすい。何度も言うけど、40年以上まえの作り方だよ。」
『 先生が作る料理、なにもかも美味しいから、それを是非教えてください。・・・ あのぉ。友達を一緒に連れて行って良いですか? 彼氏がずっと いない子で、先生の「仕事も恋も同じルール」って話を少し聞かせて欲しいんです。』
「それを言うなら 仕事も恋も料理も同じだよ。基本、ツボというか、ポイントというか、そういうの同じだから・・・」
-----------------
私が40数年前に料理を学んだのは「アルバイト先」の「カフェ・バー」、今で言う「カフェ・レストラン」。そこのオーナーは ホテルの中のフランス料理店のオーナーでもあったのです。
そのオーナーが、流行りの「カフェ・バー(カフェ・レストラン)」を経営されていて、私はその「カフェ」の方でアルバイトをしていました。というか、そのオーナーのカフェのビルの3階が下宿先。
下宿先の大家さんが、このレストランとカフェのオーナーだったのです。最初は「ホール」のアルバイト+「朝 厨房のお湯を沸かしておく係」だったのですが、そのうち厨房に入って手伝うことになりました。
そのカフェの料理は、とても人気がありました。美味しかったんです。それもそのはず「スープ」や「ソース」は、ホテルで仕込んだものを持ってきたりしていたのです。美味しくない理由がありません。
そのうち、ホテルの厨房のスタッフが足りないからホテルの厨房に入ってくれ・・・みたいな話にもなったりしました。そこで色々と「美味しい思い」をイッパイしました。本当に良い思い出です。
-----------------
2)ハンバーグを作る
レシピは書かずにおこうと思っています。同じ味のハンバーグをお店で出して代金をお客様からいただいているといったケースもあったりしますので・・・
とはいえ、コツのようなものが無いのもなんですから・・・ ザックリと ポイントとなりそうなところだけ 書いておきます。
たぶん・・・ この投稿を「プロの洋食料理人の方」が読んだら、この「ぢぢぃ」が どれくらいの腕前なのか? きっと、わかると思います。
まず、玉ねぎをみじん切りにします。アッシェしなくて良い。ハンバーグですから、シズレで十分です。あぁ、アッシェって「玉ねぎ」をカットして包丁で叩いて小さくするくやつ。シズレは「さいの目」切りです。
その「シズレ」した玉ねぎを、フライパンで「飴色」になるまで 煮焼きします。最初に油で焼く。焼いているとフライパンの横の方に焦げ目がつきます。その焦げ目に少しずつ水をかけて・・・
こうやって「飴色玉ねぎ」を作る。水をかけずに、上手にできません・・・って人も多いけれど、飴色玉ねぎって、フライパンの横の「コゲ」を水で溶かしながら焼いている玉ねぎに混ぜて茶色くしていくものです。
こうやって作った「飴色玉ねぎ」を、冷蔵庫で冷やしておく。これ、きっと、かなり需要なポイントです。ハンバーグ作りは「この 飴色玉ねぎ作り&冷蔵庫で冷やす」からスタートします。
牛肉のミンチが75〜80%、豚肉のミンチが25〜20%が基本です。
つなぎは、普通パン粉ですよね。ですが、私は「お麩」と「高野豆腐」を使います。乾燥した「お麩」と「高野豆腐」を同量フードプロセッサーで粉にしちゃう。
冷やした「飴色玉ねぎ」に、卵、お麩と高野豆腐の粉、そこに「コーヒーゼリー」を入れています。
ゼラチンを入れるのは、よくあるパターン。コーヒーも隠し味になる。砂糖も隠し味になるなら、すでに、そうなってしまっているモノを入れちゃえば?で、コーヒーゼリーを投入です。良い隠し味になります。し、焼いたら溶けちゃうから。
お肉は、しっかり冷蔵庫で冷やしておく。うちでは「手捏ね」はしません。冷えたお肉をフードプロセッサーへ。お肉が温まらないよう注意して 肉をザックリと潰したら、つなぎを しっかり冷やしながら混ぜます。
それを「空気抜きタッパー」でふるふる。100均のセリアにあるやつです。焼くまでの仕込みの間じゅう「ハンバーグのタネ」を一貫して徹底的に冷やしておくのがコツ。
さて、どうやって焼くか? ですが・・・
うちでは、どこのご家庭にでも、どこのコンサルタント事務所にもある、溶岩石プレートを使っています。(ないですよね)
------------------
3)肉を焼きゃぁ 良いってもんじゃない。
ハンバーグは、ミンチ肉を丸めて焼くものですが、肉を焼いて「ほれっ」と出しても「美味しそう」じゃない。
ハンバーグってのは「色々な野菜」と一緒に食べて「色々な味」を楽しむ料理です。だから「色々な野菜」も重要なメニューのひとつひとつ。
今回は「ジャガイモ」「ニンジン」「ピーマン」「コーン」の4つの「付け合せ」を作ることにしました。
「ジャガイモ」「ニンジン」は面取りをして、しっかりと「面取りの残り野菜」を使って「ポタージュ」を作る。少しの牛乳と コーヒーフレッシュ。そこにコンソメの素を入れフードプロセッサーしたらできちゃいます。
「ジャガイモ」は「蒸し」ます。茹でる人がいるんですが 蒸した方が美味しかったりします。ふわふわになって 水っぽくなりません。
「ニンジン」は「バターと塩と砂糖」で「グラッセ」に仕上げます。これは、ネットに作り方が 色々のっているから説明は省略。
「ピーマン」は「ベーコン」と「コンソメ顆粒」を混ぜて、電子レンジでチン。コーンは「バターと醤油」の鉄板風味。
ハンバーグソースですが、ケチャップと、お好み焼きの甘口ソースを、赤ワインで煮込んだものを使っています。これらを盛り付ければできあがり。
たぶん・・・ まるで料理ができない人の お役には立てないと思いますが、そこそこ 料理をする人には、けっこうな「ヒント」が詰まった投稿になっていると思っています。
---------------
4)料理と恋愛のコツ
さて、美味しい料理を作るコツは3つ。
1)フライパンや鍋の底、そしてシンクがピカピカであること。
2)冷蔵庫に「賞味期限切れの食材」が入っていないこと。
3)手をかけるところで、絶対に手を抜かないこと。
そして、恋愛のコツは3つ。
1)立ち振る舞いをピカピカに磨き上げること。手抜きをしないこと。
2)毎日、忘れずに、少しずつ進化し続けていること。
3)ツヤを出してニコニコ。明るさを手を抜かずに他人に与え続けること。
実は、感覚としては、料理と全く同じポイントなんです。
時々、自分が手抜きをして 料理や恋愛で 良い感じになりませんか? という質問を受けたりしますが、これができちゃう みたいに思っていること、そのものが「上手く行かない落とし穴」です。
雑誌などに、そういう「恋愛テク」が色々書いてあるようですが・・・ 恋人が「あなたに対して 手を抜いて 手間も時間も かけずに 何かしてきた」ら怒る。でも、自分はそうしたい・・・ ってムシが良すぎます。
手抜きの人は、手抜きの人と波長があって、アッという間に 関係がこじれて別れる。手を抜かない人は、手を抜かない人と波長が合う。そういうものです。
みたいな話を3時間ぐらい 色々しながら ハンバーグを みんなで一緒に作って、出来上がったハンバーグを食べて・・・ と、楽しい時間を過ごしました。
そして、1週間後。お越しになった「主催者のお友達の人」から「彼氏できました」と、嬉しそうな連絡が届きました。努力のポイントを 間違えなければ、ちゃんと、そういうことになる。
女性が「輝く」とか「幸せになる」とか、そういう「ぼんやりした ニュアンスの言葉」を使います。が、私は その意味が よくわかりません。なんとなーく良い感じになったら満足。。。ってことなのかなぁ?
私は、理系男子ですから「しっかりと成果がないと意味がない」と思っています。「なんとなーく良い感じになった」ではなく、明確に「彼氏できた。」よしっ♪ 成果あり。という感覚です。
------------------
5)まとめ
こういうイベントのような「料理教室っぽいこと」をした後「せんせいって、いつも、どんなものを食べているんですか? テレワークで 基本、お一人ですよね? でも、とっても食事が気になるぅ。。。」
とおっしゃるので「ならば、どんなものを食べるのか? SNSでアップでもしましょうか?」という話になってしまって、こういうことになっちまっている。という話です。
これから、ちょろちょろと「60歳を超えた ぢぢぃ が テレワークのためのオフィスで 何を食べているのか? 大好きなCOFFEEの飲み方も 含めて」リクエストいただいた ご報告を、この場を使って していこうと思っています。