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#04-1 養鶏を通じ学んだ"いただきます"の意味

皆様、こんにちは!!運営メンバーのにいなです!!🪷
前回私が書いた記事を沢山の方が読んでくださって、インスタのDMで「記事読んだよ!」「応援してる!」「私も頑張ろー!って思えた!」などなど温かいコメントを頂いて、本当に力が出ました!🏋️‍♀️🏋️‍♀️
まだ読んでない人いたら読んでみてください!ちゃっかりリンクも貼っときます!



そして何より、自分がこうやって書いている記事が、色んな人の考えのきっかけになったり、何かしらの感情を与えたりしていることにとってもとっても嬉しくなりました!!だから、中途半端な記事を書いたらあかんな、、と今も体の神経を全集中させて書いてます!✍️
ぜひゆっくり読んで行ってください〜🧘🏻‍♀️


今回はまたまた面白い縁農のお話です。
7/29~8/5までの1週間、長崎県南島原市農業インターンに参加してきました!!私はOKファームさんという養鶏を行う事業者さんで、前代表・和音さんと共に実習を行ってきました!!

帰ってきた長崎!!!!ただいま南島原!!

実は、今回で2度目の訪問となる南島原縁農、前回お世話になった方々に会えることを楽しみに心躍らせながら長崎に帰ってきました。
案の定、空港まで迎えにきて下さったOKファームの小川さん、芳寿牧場の宮井さんをみた瞬間テンションMaxに…6ヶ月前と何も変わってない優しさの塊のような大好きなお二人と再会できて感動の嵐!!
空港から合宿所までの移動の途中、車の窓から見える景色に懐かしさを感じて、自分にとって南島原が帰ってくる場所の一つなんだなぁと実感して嬉しくなった瞬間でした⚡️

2日目に開いてくださった歓迎会の乾杯の挨拶が
「1回目の人は初めまして、2回目の人はおかえりなさい」だったのがなんだか嬉しくて今でも覚えてます!!心の中で「ただいま〜!」って叫んでました⤴️

OKファームさんについて

OKファームさんは、南島原で肉用ブランドの銘柄鶏である雲仙しまばら鶏を育てる養鶏農家さんです。家族経営の事業者さんで、加えてベトナムからの3人の実習生と共にいくつもの鶏舎を管理されています。🐔
そんなOKファームさんの社長さんはこの方、小川浩二さん!!

社長の小川さん


仏のように優しくて穏やかで、仕事に対して熱い思いを持っているかっこいい人です!私たちにとっての南島原の父ちゃんです!👨🏻

小川さんが営むOK ファームでは、「アニマルウェルフェア」という考えをもとに、鶏にとってストレスフリーな環境の中での生育が行われています。そんな環境を整えるために、日々の清掃・消毒、気候に合わせた温度管理などが愛情込めて行われているのです!

アニマルウェルフェア(Animal Welfare・家畜福祉)とは、感受性を持つ生き物としての家畜に心を寄り添わせ、誕生から死を迎えるまでの間、ストレスをできる限り少なく、行動要求が満たされた、健康的な暮らしができる飼育方法をめざす畜産のあり方

一般社団法人
アニマルウェルフェア畜産協会より

OKファームさん・雲仙しまばら鶏についてはこちら↓↓

初めての養鶏のお手伝い!!

やっぱり長崎も暑かった…


 今回の縁農で私たちの最大の敵になっていたのが暑さ‼️私の感覚ですが、関西は湿度が高くて暑いのに対して、長崎は暑いけど湿度はそんなに高くなくて吹く風は涼しかったです!
しかし、そう思えたのも束の間、作業を本格的にし始めると、背中や額から止まらない汗が、、🥵ただ立っているだけでも汗が出てきて、これを毎日、そして少ない人数であの広い養鶏場を管理していると考えると本当に大変だなと思いました。そんな中でも、「しんどくない?ちゃんと休憩してね」と養鶏場で働く方々が気にかけてくださったおかげで、何とか暑さと戦うことができました!!

待ちに待ったひよこの入荷!!

何といっても今回の実習でのビッグイベントは、ひなの入荷!!🐥この日のために、餌の箱を組み立てたり、ひなたちが飲むドリンクタンクを洗浄消毒したり準備をしてきたので、やっとのやっとでひよこちゃん達に会えるのにとてもワクワクしていました🎶

ひな達を乗せて大きなトラックがやってきたのは朝の7:30頃☀️ 前回実習した養豚とはまた違った、小さくてふわふわな目の前の命に興味津々になりました👀今回の入荷では、計1万6000羽ものひなが入ってきました!コンテナの中に僅か40グラムの小さなひなたちが身を寄せ合って入っている姿はとっても可愛かったです😆

1コンテナに100匹ずつ入ってます!🐥


小さくて強くて繊細なひなの暮らし

入荷してきた時は40グラムのひなですが、出荷時は3キロほどまで大きくなるんだとか🐓その差はおよそ75倍??冷静に考えてみたらめちゃくちゃすごいですよね笑。そのためにはひなの段階でたくさん食べて動いて健康な生活を癖づけることが大切なんです!つまり、ひなの段階ででどう育てるかで出荷時の状態が決まると言っても過言ではない!ということです!そんな養鶏において大切な時期を経験させていただいたのですが、主に私たちがやっていたのは以下の3つのことです!⬇️

①ひよこたちが元気な鶏になるよう歩かせる 
人間もひなも同じ、ぐーたらしてばっかりいたら健康的な生活とはかけ離れてしまいます。なのでぐーたらしているひなを見かけたら少し移動させてあげたり、近づいて動くように促したりなどしていました!ぐーたらしているひなを見つけるのが得意になりました👍🏽💤


水分と餌の補充 
ひよこたちが入ってきた3つの鶏舎を何度も往復して餌をあげ続けるのですが、「もうこんなに減ってる!」と毎回言ってしまうくらい、量の減るスピードの速さにとっても驚かされました!!!餌には、腸内環境の改善や、免疫機能向上、鶏糞の臭いを抑えるために乳酸菌を配合したハーブが使用されており、水分にはビタミン剤が含まれているなど、健康で美味しい鶏にするための様々な工夫がされていました🗒️        
                         
ひなの体温調節 
ひよこにとって温度管理は命と言ってもいいくらい大切なもの!ひよこは自分の力で温度調節をするのが難しいため、飲み水で濡れてしまうと体温が下がって弱くなってしまいます。そのため濡れているひよこを見つけたらすぐさまヒーターの下に移動させて温めてあげます。


ひなの水の飲むスピードが早すぎて常に補充してました笑

このように、ひよこたちの動きや周りの環境を"観察する"ということがとても大事だと感じられた経験でした!1万6000羽を1羽ずつ見ることはとても大変ですが、そんなことをしなくても長年の間培ってきたプロの目線は格別なものでした✨遠くからみただけでも、ひよこたちの食事の様子や、体調をすぐにわかる小川さん含め従業員さんたちは察しておられたので、常日頃から意識して培ってきた力なのだなと思いました!!

鶏糞の匂いを抑えることは、鶏が快適な環境で暮らせるようにするためなんです!人間のためだと思っていたので驚きました‼️確かに、自分の排泄物の匂いの中で生活するなんて、ストレスですよね、、、「生き物の立場で考える」まさにこれこそ、アニマルウェルフェアの考えなのです!🐔

養鶏場で出会った異国の友達

縁農に行くと、本当にいろんな人に会うことができて、暮らしてきた環境が違うからこそ学ぶ部分や考えさせられることが多くて面白いんです!
今回の縁農で一番印象に残っているのは、OKファームさんで働いているベトナムから来た技能実習生のTさん。Tさんは、私達と年が近く、一目見ただけでもわかるThe 好・青・年という感じ。初めは少し距離があったものの、私たちがベトナムに行ったことがあることをきっかけに話が弾むようになりました✨やっぱり日本にいたほうが稼げるというのは変わらない事実ですが、母国にある友達や家族と会えずに異国の地で働くということは簡単にできることじゃないなと思います。Tさんと出会ったことで、自分の生活についても改めて考えるきっかけになり、同世代の子が異国の地で頑張る姿を見てパワーをもらいました👍
最後には「絶対にまた会おうね、約束だよ」とまた会う宣言をしたので絶対に会いにいきたいと思います‼️

命に触れ、育てる人に触れ学んだこと

今回の実習では、雲仙しまばら鶏を育てるOKファームさん、そしてそれを加工・配送する大光食品さんに沢山お世話になりました。どこで出会う方もみなさんとても優しくて穏やかな方ばかりで、そんな方々の想いや人柄の良さを知ってるからこそ、雲仙しまばら鶏への思いは特別なものになったし、より美味しく安心して食べることができました📊生産者の方やその背景を知ることは、紛れもなくその商品の付加価値になるんだなと実感しました。
以前の私は、畜産において生産者の方がどれだけ愛情を持って大切に育てたとしても、最終的には殺して食べてしまうのが残酷だなと思っていました。しかし、捉え方を変えてみると生きていくためには仕方ないことで、私たちにできることは、美味しく残さずに食べること。そして、そういった意識を持つことが生産者の方の作り甲斐に繋がっていくんだということを小川さんから教えてもらいました。
今回の実習では、生産の場面だけでなく、それを加工し、配送し、販売するといった流通に関しても見学をさせていただきました。加工場では、機械が想像以上に少なく、そこにいる人の多さに驚きました。そこでも、生き物だけに感謝するのではなく、命を頂く代わりに生き物にとって育ちやすい環境を作ったり、安心安全のために人の手で加工発送するなど、最大限にできる努力を行っておられる生産者や加工業者の存在にも感謝することを忘れてはいけないと強く思いました✨これから「いただきます」という時の重みが変わる経験をすることができた学びでいっぱいの1週間になりました🙏💫

やっぱええとこ南島原

2度目の南島原に来て改めて、うまか〜な食べ物も、こっちじゃ考えられないくらい光ってる星も、緑いっぱいの景色も、広い海も、全部が贅沢で素敵なところだなと実感しました!!
1回目よりももっと好きになった南島原、3回目はもっともっと好きになるんじゃないかって思います。
いつでも帰ってきてね〜って言ってくれる南島原の人が本当に大好きで、私のアナザースカイを聞かれたら本当にここを答えるんじゃないかなって思います。それくらいまた帰りたいって思える場所です!

カノールの縁農を通じて毎回思うことは、自分が普段の生活では行くはずのない場所で、出会うはずのない人に出会えるのが縁農の醍醐味やな~って。だから、カノールを作った梨香さんが、”縁”って漢字を縁農という言葉に入れた理由が最近はわかるような気がします。
日本にはまだまだ素敵な場所があって、素敵な人がいて、だからこそカノールをもっと多くの人に知ってもらいたいし、実際に参加してみてほしいなって思います。きっと、というか絶対に縁農は刺激的なものになると思うし、好きな場所や人が増えてちょっと幸せな気持ちになると思います(笑)
だからこれを読んでくれている1人1人の人に、私が感じたことが少しでも多く伝わって、縁農でお会い出来たらいいなと思います!

今回も読んでくだりありがとうございました!!😌次のnote投稿もお楽しみに〜🧩!


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Writer:Niina Ueda
Editor:Akari Yoshihara
Special thanks: Koji Ogawa(OK farm)











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学生団体 カノール
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