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みぞれ丼とみぞれ煮

大根おろしを和えた料理を「みぞれ」といいます。
みぞれ丼、みぞれ煮、みぞれ鍋などがそうです。

みぞれに組み合わせる食材には決まりがありません。
さまざまな食材を使ってみぞれを作ることができます。

一般には鶏肉や豆腐やナスを使うみぞれが多いようです。
特にみぞれ丼にするときは鶏もも肉が適しています。

一口大の鶏もも肉の皮面を下にしてフライパンで焼きます。
皮面にこんがり焼き色がついたらひっくり返します。

甘辛のタレをかけて火が通ったら大根おろしを和えます。
熱々のご飯に乗せ、刻んだネギを散らして出来上がりです。

焼くときに片栗粉をまぶすとよりふわっとした感じに仕上がります。

お好みでタレにおろしショウガを加えても美味しいのですが、ショウガの爽やかさが大根おろしのさっぱり感を超えることがあります。

みぞれというからには大根おろしの風味を損なわないように、ショウガの分量に気をつけなければなりません。

また、みぞれ煮にするには鶏肉や豚肉が適していますが、マダラやカキなどの個性の強い魚介類もよく合います。

香りの強いネギや春菊やエノキ茸と一緒の炊き合わせて、大根おろしをたっぷり添えると美味しくいただけます。

逆に、みぞれ鍋には質素な絹ごし豆腐がお薦めです。
豆腐の滋味を大根おろしが優しく引き立ててくれます。

しんしんと雪が降るような冷え込んだ夜には
豆腐のみぞれ鍋がゆったりと心を温めてくれます。


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